イタリア人留学生 最後の登校日で別れ惜しむ コロナ禍2度目の夏休み
県内の多くの学校では20日と21日に終業式が行われ、コロナ禍の2度目の夏休みに入ります。
宇都宮市の高校ではイタリア人留学生が最後の登校日を迎え、日本の友人たちとの別れを惜しみました。
宇都宮短期大学附属高校でクラスメートと楽しそうに話すララ・ヴェッキーさん(18)です。
ララさんはイタリアのパルマからの留学生として去年12月に入学しました。
学校は21日で1学期が終わり、ララさんにとってはこれが最後の登校日です。
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、ララさんは小さなころから漫画やアニメ弓道など日本の文化が大好きだったため、両親を説得して夢だった留学のチャンスをつかみました。
授業のほかに学校行事にも積極的に参加し、華道に茶道、そば打ちを体験しました。
なかでも3月の修学旅行で行った沖縄で友達と買い物したり写真をたくさん撮ったりしたことが一番の思い出です。
馴染みがなかった学校の清掃をするのもこれが最後。
そんなララさんにクラスメートは、サプライズを用意していました。
ララさんは8月、イタリアに帰国します。
日本での生活はどれも刺激的で、あっという間でした。
そのすべてがかけがえのない思い出となり、日本の大学で環境や建築を学ぶという新たな目標ができました。