東京オリンピックのメーンスタジアム、新国立競技場を手掛けた隈研吾さんは那珂川町の馬頭広重美術館の建築家としても知られています。

美術館では20日から隈研吾建築展が始まりました。

この企画展は馬頭広重美術館が2020年に開館20周年を迎えたことを受け企画されたものです。

もうすぐ東京オリンピックが開幕することからこの時期の開催になりました。

会場には隈研吾さんがこれまで手掛けてきた建築作品16点のパネルのほか模型3点が展示されています。

会場の中央に展示されているのは馬頭広重美術館の模型です。

里山の中に木材で建物を作ることでひとつの連続したデザインになったということです。

隈研吾さんは企画展のあいさつ文の中で「国立競技場のデザインにつながるスタイルが広重美術館で生まれた」としています。

会場ではこのほか2000年に作られた那須町の石の美術館や2020年に完成した東京都港区の高輪ゲートウェイ駅の模型も見ることができます。

隈研吾建築展は8月15日まで開かれています。