【前園真聖コラム】第359回「スペイン五輪代表戦で見えた日本の長所と課題とは」
スペイン五輪代表戦で日本は非常に有意義な試合をすることが出来ました。
もちろんスペインのコンディションがあまりよくなかったということはあるでしょう。ですが、今回の五輪で間違いなくメダル候補トップ3に入る相手に対して、選手たちは「やれる」という自信と課題を見つけることができたと思います。
よかった点はいくつもあります。まず前半のゴールシーンでは久保建英の突破、堂安律のシュート技術という個の力で点を取りました。試合として膠着した場面でも個人で打開できるというのが今の日本の強みです。
また、吉田麻也、冨安健洋、酒井宏樹が揃った守備陣は最後のところで相手を止めることが出来ました。相手にボールを保持されても、あまり不安が無いくらいディフェンス陣は安定していたと思います。
旗手伶央はサイドバックもサイドハーフもこなせるとスペイン相手に示しましたし、板倉滉も遠藤航や田中が負傷や警告で出場停止になったとしても、その穴を埋められるという安心感を与えてくれました。
また、後半出場した田中碧、三好康児はいいプレーを見せました。特に三好は相手のラインの間で受け、前を向いて仕掛けられました。堂安と久保のどちらかが出場できないことが起きても、三好が十分カバーしてくれることを証明したと思います。
一方の課題としては、後半のように選手を入れ替えると苦しくなるのが分かりました。特にセンターバックを2人とも交代させると、ボールを奪いに行ってもかわされるし、奪ったとしてもなかなかパスで組み立てられませんでした。
前半は相手に押し込まれてもブロックを敷いてカウンターを狙えたのが、後半になると完全に押し込まれるようになったのは、最終ラインからのボールがつながらなかったのが原因だと思います。
もっとも、吉田と冨安の両CBが一気に出場できないということは、なかなか起こりえないシチュエーションでしょう。ですからあまり考えすぎる必要はないかもしれません。
ともかく、このスペイン戦で五輪の楽しみがはっきり見えました。膨らんだ期待を胸に五輪を待ちたいと思います。
もちろんスペインのコンディションがあまりよくなかったということはあるでしょう。ですが、今回の五輪で間違いなくメダル候補トップ3に入る相手に対して、選手たちは「やれる」という自信と課題を見つけることができたと思います。
よかった点はいくつもあります。まず前半のゴールシーンでは久保建英の突破、堂安律のシュート技術という個の力で点を取りました。試合として膠着した場面でも個人で打開できるというのが今の日本の強みです。
旗手伶央はサイドバックもサイドハーフもこなせるとスペイン相手に示しましたし、板倉滉も遠藤航や田中が負傷や警告で出場停止になったとしても、その穴を埋められるという安心感を与えてくれました。
また、後半出場した田中碧、三好康児はいいプレーを見せました。特に三好は相手のラインの間で受け、前を向いて仕掛けられました。堂安と久保のどちらかが出場できないことが起きても、三好が十分カバーしてくれることを証明したと思います。
一方の課題としては、後半のように選手を入れ替えると苦しくなるのが分かりました。特にセンターバックを2人とも交代させると、ボールを奪いに行ってもかわされるし、奪ったとしてもなかなかパスで組み立てられませんでした。
前半は相手に押し込まれてもブロックを敷いてカウンターを狙えたのが、後半になると完全に押し込まれるようになったのは、最終ラインからのボールがつながらなかったのが原因だと思います。
もっとも、吉田と冨安の両CBが一気に出場できないということは、なかなか起こりえないシチュエーションでしょう。ですからあまり考えすぎる必要はないかもしれません。
ともかく、このスペイン戦で五輪の楽しみがはっきり見えました。膨らんだ期待を胸に五輪を待ちたいと思います。
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。