7月3日に発生した静岡県熱海市の土石流災害で行方不明者の捜索にあたっていた栃木県警の広域緊急援助隊が15日任務を終え帰還しました。

15日午後2時過ぎ県警広域緊急援助隊の12人の隊員が静岡県熱海市の災害現場から帰還しました。

隊員たちは7月9日、被災地に向けて出発し現地で5日間、行方不明者の捜索活動にあたっていました。

現地では土砂やがれきをどかして行方不明者の捜索を行ったほか、捜索の範囲を広げるため重機の通り道を作るなどして尽力しました。

同じエリアで任務にあたっていた他の部隊が行方不明者の2人を発見したということです。

現地は30度を超える暑さや大雨など不安定な天候により一時的な中断を余儀なくされたり午前中に作業をしていたところが午後に土砂崩れを起こしたりなど危険と隣り合わせの状況だったといいます。

警備第二課の印南浩司課長は「泥まみれになりながらも黙々と活動する姿は非常に心強く思った」と隊員たちにねぎらいの言葉をかけました。