EURO2020の”パラシュート乱入者”、「狙撃される寸前」だった
先日ミュンヘンで行われたフランス対ドイツの試合で、空中からパラシュートで乱入者が降下してくるという事件があった。
そのパラシュートには「Kick-Out Oil!」と書かれており、スポンサーであるフォルクスワーゲンの化石燃料使用に抗議をするためのものだったことが明らかになっている。
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『Bild』によれば、実はこのパラシュートに描かれた文字が、乱入者の命を救っていたのだそうだ。
バイエルンの内務大臣であるヨアヒム・ヘルマンが話したところによると、この抗議活動は「テロ攻撃」と見做される可能性があったそう。
もし警察がそのように判定した場合、警察は銃でパラシュートを狙撃することが許され、すぐさま撃ち落とされていたかもしれない…という。
しかし運良く彼のパラシュートには「グリーンピース(環境保護団体)」のロゴが入っていたことから、狙撃兵の攻撃は見合わせられたとのことだ。
確かにもしこのパラシュートが自爆テロであったとしたら…落下の失敗どころではないほど多くの人命が失われたはずだ。乱入者はまさに「九死に一生を得た」ようである。