「青パパイヤ」はこれから旬を迎える果物。熟す前なので甘みはほぼ無く、実は幅広い料理に取り入れることができます。固そうにみえますが、思いの外扱いやすい食材。

今回は手軽な食べ方として、ピクルスと、沖縄料理のイリチー(炒めもの)の二品をご紹介します。パパイヤのイリチーは「パパイヤシリシリ」とも呼ばれて人気があるようですね。

◆ぬか漬け、キンピラにも


「青パパイヤ」は、刻んでナンプラー、ニンニク、唐辛子等で味付けをしたタイ料理の「ソムタム」が有名ですが、「甘酢漬け」(ピクルス)や「ぬか漬け」も美味しいですし、「キンピラ」などの加熱調理も向いています。

以前は手に入りにくい食材でしたが、今では入荷するスーパーが増えていますし、ネット通販などで手に入りやすくなりました。


◆栄養価の高いスーパーフード


「ポリフェノール」や「ビタミンC」などの栄養価が高いので、夏に積極的に取り入れたい食材です。

◆手軽なピクルス、スパイスを加えてデリ風にも


一品目は甘酢漬けです。パパイヤそのものの風味と食感を味わうことができます。

■青パパイヤのピクルス

調理時間 15分+漬ける時間


レシピ制作:保田 美幸



<材料 作りやすい量1回分>
青パパイヤ 450g
<漬け汁>
 水 大さじ6
 砂糖 大さじ5
 塩 大さじ1/2
酢 120ml

<作り方>
1、小鍋に<漬け汁>の材料を入れる。中火で煮たてて調味料を溶かし、火を止めて酢を加える。


2、青パパイヤは縦半分に切ってスプーンで種を取り、皮をむいて食べやすい大きさに切る。




3、煮沸消毒した瓶に(1)と(2)を入れて半日置く。


今回は「青パパイヤ」そのものを味わうためにシンプルな調味料で作るレシピですが、「青パパイヤ」を漬ける際に「黒粒コショウ」や「ローリエ」「赤唐辛子」も加えて風味漬けをするとレストランやデリのようなおしゃれな一品になります。

沖縄風にイリチーで


今回使った「青パパイヤ」が沖縄産だったので、沖縄料理のイリチー(炒め物)を取り入れたレシピに仕上げました。

■沖縄風青パパイヤと豚肉の炒め物

調理時間 30分


レシピ制作:保田 美幸



<材料 2人分>
青パパイヤ 250g
豚肉(こま切れ) 150g
<下味>
 酒 大さじ1
 砂糖 小さじ1
 しょうゆ 小さじ2
昆布(刻み) 5g
 だし汁 大さじ3
サラダ油 大さじ1/2
塩 適量
大葉(刻み) 2枚分

(※)だし汁の作り方はこちら↓をご参照ください。
https://erecipe.woman.excite.co.jp/detail/16419e06c7dc88fc1ce805529b019425.html

<下準備>
・青パパイヤは縦半分に切ってスプーンで種を取り、皮をむいて薄切りにする。




・豚肉に<下味>をからめる。

・昆布は軽く水洗いし、だし汁に漬けておく。

<作り方>
1、フライパンにサラダ油を強火で熱して豚肉を炒め、青パパイヤを加えて炒め合わせる。


2、昆布を汁ごと加えて炒め合わせ、塩で調味して器に盛り、大葉を散らす。


炒めると少し柔らかくなり、生とは違った食感を楽しめます。

(保田 美幸)