アスレチックス戦に先発しているエンゼルスの大谷翔平【写真:AP】

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アスレチックス戦で今季7度目の先発

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地アスレチックス戦で先発した。投打同時出場はせず、今季7度目のマウンド。3回に投じた一球が相手打者の顔面付近を通過。一触即発の状態で苦笑いを浮かべた大谷の動画に対し、米ファンから「笑いをこらえているようだ」「最高の選手である理由」と反応が集まっている。

 相手は怒っていた。0-0の3回無死一塁。大谷は右打者のマーク・キャンハに投じた一球だ。93マイル(149.66キロ)の速球が顔面付近を通過。キャンハはなんとか避けたが、すぐさま大谷の方を向いて言葉を発した。止めに入った捕手のカート・スズキと言い合いに。両軍ベンチから選手たちが飛び出す事態となった。場内でエキサイトする選手がいる一方で、大谷は苦笑いを浮かべている。

 大谷が笑った瞬間の動画を、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米国の投球分析家ロブ・フリードマン氏がツイッターに公開。「オオタニのリアクション」とつづると、米ファンから「ショウヘイ・オオタニ、ハンサムだ」「笑いをこらえているようだね」「ストップ、ハンサムだ」「オオタニが最高の選手である理由」と脚光を浴びている。

 米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のダニー・ヴィエッティ記者もツイッターに「ショウヘイ・オオタニはベンチが空になって笑っていたが、完璧だ」と投稿。この後は乱闘までには至らず、大谷はキャンハを空振り三振に切って取った。最後の一球で一塁走者がスタートしたが、スズキがアウトにしてダブルプレー。落ち着いて対処したようだ。(THE ANSWER編集部)