【Apple Watch】初期化(リセット)・ペアリング解除・復元方法をまとめて解説!

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新製品がリリースされると、欲しくなるのが人の常。特に人気の高いApple製品に関しては、最新機能やサービスがいち早く使えるようになるため、高額であっても購入する人がたくさんいると思います。

Appleの新製品購入の際には、下取りサービスを活用して新製品をお値打ち価格で購入できるというメリットも。

Apple Watchの機種変更の際にも下取りでお値打ちに新機種を購入できますが、旧機種の下取りや、中古ショップまたは友だちに売ったりする際に必ず行う必要があるのが「初期化」です。

どのようにApple Watchの初期化を行うのか、この記事で詳しく説明します。

【Apple Watch】初期化・リセットしたい!知っておきたいこと



iPhoneやiPadだけでなく、すべてのデバイスには初期化という機能があります。「フォーマットする」、「リセットする」といった言葉で言い表すこともあります。

デバイスを初期化するとは、デバイス内のデータをすべてリセット、つまり工場から出荷されたばかりの、まっさらな状態に戻すことを意味します。

初期化を行うと、撮影した写真や動画、またダウンロードした音楽、映画、アプリ、登録した連絡先などすべてのデータが消去されます。基本的に初期化は頻繁に行うべきものではありません。

デバイスの初期化を行う理由の中には、機種変更をするため古いデバイスを下取りに出すときや売りに出すことが挙げられます。

自分の古いデバイスに個人情報が残っていれば、自分の古いデバイスを購入した人の手に渡ったとき、悪用されるリスクがあるため、デバイスの初期化は行うことはとても重要です。でもデバイスの初期化を行う理由は他にもあります。

設定を戻したい・不具合が起こったら初期化しよう



デバイスを初期化する他の理由には、デバイスに生じている不具合やエラーを改善することも挙げられます。デバイスの動作が重く鈍くなったり再起動がよく起こったりする場合、デバイスを初期化してリセットし買ったときの状態に戻すことで問題が改善される可能性が高いです。

またデバイスの設定をすべてリセットして、ゼロから設定をし直したい場合にも初期化は最適な方法です。

各種設定すべてを一つずつ変更するのは大変な仕事ですし、設定方法を忘れてしまったものもあるかもしれませんよね。

そんな時に初期化を行えばすべての設定がデフォルトの状態に戻るので、ゼロの状態から一発で設定が行えて便利、というわけです。

初期化をするとペアリングが解除される



Apple Watchを初期化すると何が起こるのでしょうか。他のデバイスと同様で、Apple Watchに保存されているすべてのデータが消去されます。またすべての設定がデフォルトの状態に戻ります。

初期化するとデバイスは工場から出荷されたばかりの状態になるので、iPhoneとのペアリング、つまりBluetoothによる接続は解除されます。

【Apple Watch】初期化・リセットする際の注意点



Apple Watchの調子が悪く動作が鈍いときや、すべての設定をゼロにしたい場合には、Apple Watchを初期化することは最適な方法なので早速試してみようと思うかもしれません。ただApple Watchを初期化する前に覚えておくべき大切なことがあります。2つの注意事項を紹介します。

売却予定ならアクティベーションロックを解除して



最初に紹介する注意事項は、Apple Watchの初期化をする目的が機種変更などのための下取りや売却であれば、必ずApple Watchのアクティベーションロックを解除することです。

アクティベーションロックとは、「iPhoneを探す」の機能の一部でデバイスが盗まれたり紛失したりした場合、第三者が勝手にデバイス操作しないようにロックをかける機能のことです。

アクティベーションロックがかかっているデバイスは、Apple IDとパスワードを入力しないとロックが解除されないように設定されます。

アクティベーションロックがかかった状態でApple Watchを売却すると、購入者は元の所有者のApple IDやパスワードを入力しない限りロック解除ができないため使用できません。

売却を目的にApple Watchを初期化するなら、初期化する前に必ずアクティベーションロックを解除しましょう。

パスワードのミスでの初期化は状況に応じて考えて



2つ目の注意事項は、Apple Watchの初期化をする目的がパスワードのミスによるものなら、自動的に初期化を選択するのではなく状況に応じて別の選択肢を考えることです。

Apple Watchのパスワードを忘れてしまい何度入力してもロック解除ができない場合、Apple WatchとペアリングされているiPhoneからロック解除を行えます。

ただ、そのためには、あらかじめ設定をしておく必要があります。方法はiPhoneの「Apple Watch」アプリから行います。アプリを開き「マイウォッチ」タブを選び「パスコード」を選択します。



「パスコード」が画面になるので「iPhoneでロックを解除」を「ON」にします。これでiPhoneのロックを解除するとApple Watchのロックも解除されるようになります。この設定をせずApple Watchのパスワードを忘れた場合は初期化を行いましょう。



【Apple Watch】初期化・リセットする方法



Apple Watchを初期化する理由や、初期化する前に覚えておくべき2つの大切な点についてここまで説明しました。ここからはApple Watchを初期化する3つの方法を1つずつ説明していきます。

最初に紹介するのは、Apple Watchから初期化する方法です。

Apple Watchから初期化する方法



Apple Watchを開きパスコードを入力してロック解除を行いましょう。トップ画面にはアプリの一覧が表示されているので、「設定」アプリを選びクリックしましょう。



「設定」画面になります。表示されているメニューの中から「一般」を選びクリックしましょう。



「一般」画面になります。表示されている項目の中に「リセット」があるのでクリックしましょう。



「リセット」画面になります。「すべてのコンテンツと設定を消去」があるのでクリックしましょう。



パスコードの入力画面になるのでパスコードを入力しましょう。



最終画面になるので「すべてを消去」をクリックしましょう。これで初期化が開始します。



iPhoneから初期化する方法



2番目に紹介するのは、iPhoneからApple Watchの初期化を行う方法です。iPhoneのホーム画面にある「Apple Watch」アプリを開きましょう。



「Apple Watch」アプリが立ち上がります。画面の下に表示されている「マイウォッチ」をクリックします。「マイウォッチ」画面が立ち上がるので表示されているメニューの中から「一般」を選びクリックしましょう。



「一般」画面が立ち上がります。表示されている項目の中に「リセット」があるのでクリックしましょう。



「リセット」画面になります。表示されている項目の中に「Apple Watchのコンテンツと設定を解除」があるのでクリックしましょう。これで初期化が行われます。



強制的に初期化を行う方法



3番目に紹介するのは、Apple Watchを強制的に初期化する方法です。以下にApple Watchを強制的に初期化する方法をまとめます。

強制的に初期化する方法Apple Watchのロック画面を立ち上げる「すべての内容と設定を消去」が画面に表示されるまでDigital Crownの下にあるサイドボタンを長押しするApple Watchを電源に繋げる「続けてよろしいですか」の画面が立ち上がるので「✔」をクリックする


【Apple Watch】初期化したけどデータを戻したい!復元方法は?



古いApple Watchを売却するために初期化をするのではなく、Apple Watchの調子が悪く問題を改善するために初期化したのであれば、作成したバックアップでデータを復元しなければなりません。どのようにデータの復元を行うかをこれから説明します。

自動でバックアップデータが作成されるので復元は簡単!



Apple Watchのデータのバックアップ作成は、ペアリングされているiPhoneに自動で行われます。ですからバックアップ作成のために手動で行うことは何もありません。バックアップが作成されるタイミングは2つあります。

Apple WatchとペアリングされているiPhoneがiCloudまたはiTunesにバックアップされる時と、Apple WatchとiPhoneのペアリングがキャンセルされるときです。

バックアップする方法



初期化されたApple Watchを開きます。トップ画面が表示されるので「ペアリングを開始」をクリックしましょう。



「Apple Watchを設定」画面になるので「自分用に設定」をクリックします。



「Apple Watchのペアリングが完了しました」画面になるので「バックアップから復元」をクリックしましょう。



「バックアップから復元」画面になります。バックアップリストが表示されるのでタップして「✔」を入れましょう。終わったら「続ける」をクリックします。



Apple Watchとの同期が開始されます。



バックアップが終了しApple Watchが使えるようになります。



【Apple Watch】初期化して売却・下取りに出したいときは



Apple Watchをリセットする理由はいろいろありますが、機種変更のために端末を売ったり下取りのために手放したりするのが目的なら、リセットする前に行うべき大切なことが2つあります。

ペアリングを解除しよう



最初に行うべき大切なことは、ペアリングをキャンセルすることです。ペアリングはBluetoothによってApple WatchとiPhoneを繋げ、Apple Watchを使用できるようにする設定のことですが、ペアリングにはもう1つ大切な意味があります。

ペアリング状態にあるApple Watchは「iPhoneを探す」が有効になっているため、紛失したApple Watchの追跡と現在地の特定が行えます。

ペアリングの解除が行われていないと、自分のApple Watchを購入したユーザーの現在地が特定できてしまうためプライバシー侵害になります。ペアリングの解除は必ず行いましょう。

アクティベーションロックを解除しよう



2番目に行うべき大切なことは、アクティベーションロックを解除することです。この記事で説明した点ですが、アクティベーションロックとは、「iPhoneを探す」の機能の一部です。

ではアクティベーションロックの解除とペアリングの解除にはどんな違いがあるのでしょうか。

ペアリングはApple Watchの場所を特定する機能で、アクティベーションロックは第三者がApple Watchを不正操作しないようにするためにApple IDとパスワードでロックをかける機能のことです。

ペアリングが解除されていても、アクティベーションロックが解除されていなければ、自分のApple Watchを購入した人はApple Watchを使用できないので大変迷惑をします。かならず解除しましょう。

Apple Watchからアクティベーションロックを解除する



Apple Watchのアクティベーションロックを解除、つまりキャンセルする方法は2つあります。1つ目の方法は、iPhoneの「Apple Watch」アプリから行う方法です。操作方法を説明します。「Apple Watch」アプリを開きましょう。

画面下にある「マイウォッチ」をクリックします。「マイウォッチ」が表示されたら「すべてのwatch」をクリックしましょう。



「すべてのWatch」画面になります。画面にペアリングされているApple Watchが表示されているので「i」をクリックしましょう。



「Apple Watch」画面になります。表示されている項目の中に「Apple Watchとのペアリングを解除」があるのでクリックしましょう。この後Apple IDとパスワードを入力する画面になります。

入力し終わるとペアリングのキャンセルとアクティベーションロックのキャンセルが行われます。



iCloud.comからアクティベーションロックを解除する



Apple Watchのアクティベーションロックを解除するもう1つの方法は、「iCloud.com」から行う方法です。操作方法を説明します。下記のリンクにアクセスしログインしましょう。



「iCloud.com」にログインするとトップ画面が立ち上がります。表示されているアイコンの中から「iPhoneを探す」を選びクリックしましょう。



「iPhoneを探す」画面が立ち上がります。画面の中央上に「すべてのデバイス」があるので押します。プルダウンメニューが表示されるのでApple Watchをクリックしましょう。



画面の右上にApple Watchが小さく表示され、その中に「Apple Watchを消去」があるのでクリックしましょう。これでApple Watchのアクティベーションロックが解除されます。



Apple Watchの調子が悪い時は初期化をしてみよう!



新しいApple Watchを購入するため古いApple Watchを売却する時には、端末のアクティベーションロックの解除とペアリングの解除をしてから初期化をします。でも初期化は端末の売却の時だけ行うわけではありません。

端末の調子が悪く動作が重いときや、すべての設定をゼロから行い時にも初期設定をします。頻繁に初期設定をすることは勧められていませんが、調子の悪い端末のパフォーマンスを向上させる方法として初期化は最適です。

Apple Watchを快適に使うため、必要な時にはApple Watchの初期化を行ってみましょう。