エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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前日の登板で元同僚マルドナードを球速差45キロの緩急で翻弄

 12日(日本時間13日)に行われた敵地アストロズ戦に「1番・DH」でスタメン出場したエンゼルス大谷翔平投手。前日の試合で、先発登板して7回1失点と好投、降板後には右翼の守備に入る“リアル三刀流”を披露すると、この日は今季初の1番での起用に。先発登板した選手が次戦に1番で出場するのはMLBで105年ぶりのこととなった。

 この日は初回の第1打席で三振に倒れると、その後も左邪飛、空振り三振、二ゴロに倒れて4打数無安打。休養のためにトラウトやフレッチャー、アップトンが欠場したエンゼルスは投手陣が12安打を浴びて9点を失い、大敗を喫した。

 序盤からリードを奪われるゲーム展開の中で、地元中継局「バリー・スポーツ・ウエスト」は前日の大谷の投球を回顧。元同僚のマーティン・マルドナード捕手に投じたボールを紹介し、緩急の効いた投球を「マジック・オブ・ショウヘイ・オオタニ」と称していた。

 大谷は3回、マルドナードを98マイル(約157.7キロ)で空振り三振に仕留めると、5回の対戦でも空振り三振に。この打席では4球目に79.5マイル(約127.9キロ)のスライダーでバットに空を切らせ、最後は69.7マイル(約112.2キロ)のカーブで空振り三振に切った。真っ直ぐとカーブの球速差は45キロにも及んだ。

 このボールに実況のマット・バスガーシアン氏は「3つの球の中での球速差が30マイルですよ! マジック・オブ・ショウヘイ・オオタニ。ディズニーランドのアトラクション名みたいですね」と喩えて絶賛。この映像は「バリー・スポーツ・ウエスト」の公式ツイッターでも紹介されていた。(Full-Count編集部)