中国のポータルサイトに「日本の秋葉原のランドマーク的存在だったAKB48の広告看板が、中国国産ゲームに取って代わられた」とする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のポータルサイト・百度に11日、「日本の秋葉原のランドマーク的存在だったAKB48の広告看板が、中国国産ゲームに取って代わられた」とする記事が掲載された。

 記事は、東京の秋葉原について「時代の先端を行く産業とともに歩んできた電気製品の街」とし、現在では電子製品や模型、アニメ関連製品の店、メイド喫茶などのテーマ性のある飲食店が共存しており、アニメファン、ゲームファンの天国になっていると紹介した。

 また、女性アイドルグループAKB48の本拠地も秋葉原であり、AKB48劇場が入っているドン・キホーテ秋葉原店の外装には10年余りにわたってAKB48の巨大公告看板が掲げられ、現地のランドマーク的存在になってきたと伝えた。

 その上で、先ごろこのAKB48の広告が撤去されて新しい広告看板に取り替えられたとし、それが中国初のオンラインゲーム「原神」だったと説明。AKB48のファンからは悲しみの声が出る一方で、日本のネットユーザーからは「アキバ文化を代表してきたAKB48が、アキバのシンボル的なポジションを中国のネットゲームに取って代わられたというのは時代の変化によるものであり、誰しも抗うことはできない」というコメントが見られたとしている。

 そして、「原神」が日本で大ヒットを記録していることから、秋葉原に掲げられたこの「中国産ゲームの巨大看板」に対してネガティブな感情を持ち、ネット上で批判や罵声を浴びせる日本人のネットユーザーはほとんどいない状況だと紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)