フィジカル的なチームのスタイルにフィットせず、久保は出番が限られている。(C) Getty Images

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 現地時間4月3日に行なわれたラ・リーガ第29節で、久保建英が所属するヘタフェは、残留争いのライバルのひとつであるオサスナとアウェーで対戦。激しい肉弾戦が繰り広げられた一戦は、スコアレスドローに終わった。

 U-24日本代表の一員としてアルゼンチンとの連戦を戦って戻ってきた久保は、2試合ぶりのベンチスタート。81分にようやく出番が回ってきたものの、なんと一度もボールにタッチすることなく、ゲームが終了してしまった。

 この久保の起用法と「タッチゼロ」については、現地スペインでも話題となっている。

 全国紙の『AS』は、「環境は人生のすべてで、サッカーでも同じだ。あらゆる面で、正しい道を選ぶことは、才能と同じくらい重要だ」と切り出し、「今シーズンのクボの決断が間違っていたのは明らかだ」と指摘。さらにこう続けている。

「ビジャレアルのプロジェクトは条件に適していた。だが、彼は期待に応えられず、焦り、そして戦えなかった。ヘタフェはその解決策として登場したが、チームの特徴に反しており、居場所は見つかっていない」

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 オサスナ戦については、「クボは81分に出場して、13分間のプレー(実際のプレータイムはわずか6分半)でボールには触れなかった」と綴り、「ヘタフェのプレースタイルは、クボのいるべきチームのそれではない。若手の決断は思った以上に重要だ。選手にとって、時間はすぐに過ぎ去ってしまう」と締めくくっている。

 並み外れたポテンシャルを持ちながら、守備的なスタイルに適応できずに苦しんでいる久保の姿をもどかしく感じているのは、スペインのメディアも同じのようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部