カラスコ(左)の華麗なテクニックを与えたのが、L・バスケス(右)だ。 (C) Getty Images

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 現地時間3月7日に行なわれたラ・リーガ第26節の大一番、アトレティコ・マドリー対レアル・マドリーのマドリード・ダービーは、1−1のドローに終わった。
 
 15分にルイス・スアレスの鮮やかな先制弾でリードを奪った首位のアトレティコが、リードを守ったまま終盤を迎えたものの、88分にカリム・ベンゼマにゴールをこじ開けられ、宿敵を優勝戦線から蹴落とすことはできなかった。
 
 そのアトレティコの左サイドで精力的なプレーを見せたのが、左ウイングバックに入ったヤニック・カラスコだ。とりわけ、この試合で何度もマッチアップした敵右SBルーカス・バスケスを股抜きでかわした33分のプレーは秀逸だった。
 
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 試合後、この股抜きを称賛したのが、なんと“被害者”のL・バスケスだった。「またね、ルーカス」と添えて『Movistar』のツイッターが公開したこの動画を引用リツイートし、「なんて美しい、カラスコ」と投稿したのだ。
 
「ダービー後のルーカスのフェアプレー」と題して、この事実を伝えた現地紙『AS』によれば、ファンからも称賛の声が挙がっているという。
 
 生粋のDFであれば、股抜きは屈辱的とも言えるが、本職がアタッカーのL・バスケスはショックは少なかった?
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部