某日の丸機も、これで苦労してると取りざたされていました。

 本田技研工業(ホンダ)の子航空機事業子会社、ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は2021年1月26日(火)、同社が手掛ける小型ビジネスジェット「ホンダジェット(HondaJet)」がロシアの型式証明を取得し、ロシアでの初号機の運用が開始されたと発表しました。


ロシアに到着した「ホンダジェット」(画像:ホンダ)。

 型式証明は、その飛行機のモデルが一定の安全基準を満たしているかどうかを、国や地域ごとに当局が審査する制度。これをクリアすることで、メーカーが機体ごとに検査を実施するだけとなり、その国での実用化に大きな前進となります。ロシアでは、管轄官庁であるロシア民間航空局(FATA)がこれを実施しており、同社は「FATAが定める強度、性能、安全性、機能および信頼性などに関する厳格な基準を『ホンダジェット』が満たしていることを証明するもの」とコメントしています。

 これで「ホンダジェット」はアメリカ、ヨーロッパ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、パナマ、インド、日本、カナダ、トルコ、中国、パキスタン、そして今回のロシアと、13の国と地域で型式証明を取得したこととなります。