いよいよ2020年も終わろうとしています。今年のサッカーシーンを振り返るとき、もちろん新型コロナウイルスは避けて通れない話題です。これまでにも様々な意見が出ているのですが、その中でも1つだけ忘れてはいけないことがあると僕は思っています。

Jリーグはリーグ戦が中断し、無観客試合で再開、その後日本では少しずつ観客数を増やしてきました。過密日程の中で選手はウイルスとコンディション、そして対戦相手の3つに気を配らなければならず苦労したと思います。

Jリーグ以外では様々な大会が時期をずらしたり、大会形式を変えたり、あるいは中止になってしまったりしました。大会だけではなく、イベントにしても、たとえばサッカースクールにしてもほとんどが開催できなくなったり、外にすら行くのが躊躇(ためら)われることもありました。

そういう暗い世相の1年だったと思います。ですがこの中で気づけたこともあると思うのです。選手は無観客でプレーしてみて、観客のみなさんのありがたさに今一度気づいたことでしょう。入場規制が緩和されてスタジアムに足を運んだ人は、生観戦の良さを噛みしめたに違いありません。

友達や子供たちとボールを蹴ることが出来るようになって、日常の中にスポーツがある事の素晴らしさを再確認できたのではないでしょうか。僕も今年はサッカースクールを3回しか開催できなかったのですが、やっと出来たときの子供たちの笑顔を見て、サッカーの喜びをこれまでよりも深く感じることが出来ました。

失ってみて初めて大切なことが分かる、ということもあります。今年は大変辛い年だったと思いますが、そこでもう一度思い出したことを、僕は心に深く刻んで過ごしていきたいと思います。

さて、2020年も読んでいただいてありがとうございました。それではみなさま、どうかよい年の瀬をお過ごしください。