【兵庫ジュニアグランプリ】福永「余裕あった」デュアリストが無傷の3連勝

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 2日、園田競馬場で行われた交流G2・兵庫ジュニアグランプリは、断然の人気に支持されたデュアリストが無傷の3連勝を決めた。

兵庫ジュニアグランプリ、勝利ジョッキーコメント
1着 デュアリスト
福永祐一騎手
「先週の追い切りに初めてまたがる機会があったんですけども、2歳馬らしからぬ馬体の完成度と少し前向きすぎる気性のところがありましたので、今日は初めてコーナーが4つのコースを経験するということで、いかに道中息を入れてリラックスさせていけるかというところが一つテーマだったんですけど、逃げる形になりましたけども、道中非常にリラックスしていましたので最後まで脚が衰えることはなかったです。(逃げていければ行きたいという感じでしたか?)あまり決めてはいなかったです。スタートもどうなるか分からないところもありましたし、相手の出方もありますので、ただ今日に関してはスタートも非常に良いスタートを切ってくれましたし、楽に先手を取ることが出来ましたので、その後は馬のリズムを守りながら行くことを心掛けて乗りました。最初のコーナー、1・2コーナ回った辺りスッと息を入れることが出来ましたので、あとはあまり待ちすぎないで早めに自分で動いて行きました。3コーナー手前ぐらいからプレッシャーありましたけど、あまりそこのプレッシャーがキツくなる前に離していこうと思っていましたので、その辺は上手く対処出来たんじゃないかなと思います。着差は僅かでしたけども、ノーステッキでしたし余裕はありましたね。非常に良いスピードを持っている馬ですから、今日はスピードがあるところと、器用に立ち回ってくれたんじゃないかなと思います。スピードが勝ったタイプですので、距離が伸びていくところが課題になるかと思います。非常に良いスピードを持っている馬ですし、素晴らしい馬体も持ち合わせている馬ですから、このまま順調に行ってくれれば、距離に関してはまだちょっと何とも言えない部分がありますけど、古馬になってもダート・短距離そういった舞台で活躍してくれる馬になるんじゃないかなと思います。今日も素晴らしい馬に騎乗出来て良かったです。非常に強い競馬が出来たと思います。次、G1に参加するかどうか、ローテーションがキツいっていう部分もありますけども、良い形で勝ってくれましたので、これから益々活躍してくれると思いますので、応援よろしくお願いします」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 2日、園田競馬場で行われた11R・兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2・2歳・ダ1400m)で1番人気、福永祐一騎乗、デュアリスト(牡2・栗東・安田隆行)が勝利した。1/2馬身差の2着にレディバグ(牝2・栗東・北出成人)、3着に2番人気のゼンノアンジュ(牝2・栗東・浅見秀一)が入った。勝ちタイムは1:26.9(良)。

 3番人気で戸崎圭太騎乗、ルーチェドーロ(牝2・美浦・高橋裕)は、4着敗退。なお、4番グロリアスルカは出走取消となっている。

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スピードの違いで押し切る

1番人気に支持された福永祐一騎乗、デュアリストが無傷の3連勝を飾った。好スタート好ダッシュを決めると、スピードの違いでハナへ。終始先頭をキープし直線の攻防を迎えると、2着馬の追撃を半馬身振り切ってゴール。重賞初制覇を飾った。

デュアリスト 3戦3勝
(牡2・栗東・安田隆行)
父:ミッキーアイル
母:デュアルストーリー
母父:End Sweep
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 デュアリスト
2着 レディバグ
3着 ゼンノアンジュ
4着 ルーチェドーロ
5着 ジョーロノ
6着 ツムタイザン
7着 ビーアイフェリペ
8着 フセノチェリー
9着 サンゼント
10着 ハイクォーツ
11着 オンドレースンドレ
(出走取消)グロリアスルカ