新型コロナ感染のC・ロナウド、承認なしの帰国でプロトコル違反か

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ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに対して、プロトコル違反の可能性を指摘する声が挙がっている。

C・ロナウドは今月の代表ウィークでポルトガル代表のメンバーに選ばれ、11日に行われたUEFAネーションズリーグのフランス代表戦にフル出場したが、その2日後に新型コロナウイルスの陽性反応を受けて、チームを離脱。ユベントスは14日、イタリア保健当局の承認を経て、プライベートジェットでトリノに帰国した旨を明らかにした。

しかし、イタリア政府のスポーツ担当大臣であるヴィンチェンツォ・スパダフォラ氏はイタリア『Rai Radio』のインタビューで「保健当局から具体的な許可がなければ、規約に違反していると思う」と言及。ユベントス側の主張と異なり、ポルトガルからのイタリア入りを承認した事実を認識していない姿勢を示して、違反の疑いを指摘した。

そんなC・ロナウドは自主隔離に入り、17日に行われるセリエA第4節のクロトーネ戦や20日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節のディナモ・キエフ戦の欠場が濃厚。それ以降のゲームは検査結果次第とみられる。

なお、スパダフォラ氏は有観客試合の可能性についても「地域から定員の25%収容案を受けたが、現時点で承認しかねる。少なくとも来月まではね。ここから11月中旬までの伝染曲線を見極めていかなければならない」と話している。