『私をくいとめて』よりのん&林遣都
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 芥川賞作家・綿矢りさの小説を、のんと林遣都の共演で映画化する『私をくいとめて』の初日が12月18日に決定し、初映像となる特報が公開。併せて、臼田あさ美、若林拓也、片桐はいりら新キャスト及びキャラクタービジュアルも発表された。

 本作は、綿矢の同名小説に基づき、脳内の相談役「A」からアドバイスを得ながら生活する30代独身女性・黒田みつ子(のん)の不器用な恋の行方を描くラブストーリー。みつ子が恋する年下の営業マン・多田くんを、のんと初共演となる林遣都が演じる。監督は、ヒット作『勝手にふるえてろ』(2017)に続いて綿矢作品の映画化に挑む大九明子。

 特報では、人間関係や身の振り方に迷ったときに「ねえA、もう少し人に好かれるにはどうすればいい?」「悲しい質問ですね」などと脳内の相談役Aと会話する、みつ子のおひとりさまライフが描かれる。そんなある日、みつ子は年下の営業マンに恋するが、独身生活に慣れきっていたため「距離の取り方がわかんない」と右往左往し、涙を見せる場面も。「週末の公園はあなたにはまぶしすぎます」など、時に手厳しい言葉を投げかけるAの声を担当しているのは誰なのか、好奇心を掻き立てる。

 また、みつ子を取り巻く個性豊かな面々が決定。みつ子が信頼するおひとりさまの先輩ノゾミさん役に臼田あさ美、バリキャリ女上司・澤田役に片桐はいり。いずれも過去に大九監督作品に出演しており、共に今年4月期のドラマ「捨ててよ、安達さん。」(テレビ東京系)にゲスト出演している。

 そして、みつ子のエキセントリックな同僚カーター役は、MEN'S NON-NO専属モデルを務める若林拓也に決定。若林にとって、本作が映画初出演となる。(編集部・石井百合子)