Excel便利ワザ 関数使わずに自動的にセルのデータを分割してくれる「フラッシュフィル」の使い方

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住所録をExcelのデータでもらったら、郵便番号と住所が一緒のセルに入っていた。
郵便番号と住所を別のセルに移したいけど……。

そんな時、どうすればいいのだろうか?

1つ1つ手動で修正していくのは手間がかかるし、ミスで誤移動も起こりやすい。
分割してくれる関数がありそうだけど、関数はよく分からない。

実はExcelには、関数を使わなくても、データを分割することができる機能が用意されている。
それが「フラッシュフィル」だ。


●セルのデータを分割してくれる「フラッシュフィル」
フラッシュフィルは、セルに入力されているデータの規則性を検知し、それをもとにデータを自動的に分割してくれる。

たとえば、郵便番号と住所の間にはスペースが入っている、という規則性がある場合、スペースの前後でデータを分割してくれるのだ。

実際に見ていこう。

まず、分割の見本となるデータを入力する。
1つめのデータを郵便番号と住所に手動で分けて入力しよう。

2つめのデータの郵便番号欄を選択し、[データ]タブの[フラッシュフィル]をクリックする。




残りのセルにも自動的に郵便番号が入力された。




2つめのデータの住所欄を選択して同じように操作すれば、今度は住所だけが自動的に入力される。





●セルのデータの結合もできる
フラッシュフィルは、セルのデータを分割するだけでなく、逆に結合することもできる。

先ほどと同じように、1つめのデータで、結合の見本となるデータを手動で入力する。




2つめのセルを選択し、[データ]タブの[フラッシュフィル]をクリックすると、残りのセルにも結合されたデータが入力された。




関数を使わずに簡単にセルのデータを分割、結合できる「フラッシュフィル」。
とっても手軽なので、使ってみよう。