任天堂スイッチに高性能な4K対応版?2021年発売予定の報(Bloomberg)(訂正)
VCG via Getty Images

任天堂が、2021年に向けて4K対応の可能性を含む新しいニンテンドースイッチを発売する計画だと報じられています。Bloombergは任天堂関係者の情報として、より高い処理能力を持つ4K解像度表示対応も検討されている、アップグレードされたニンテンドースイッチが2021年にも発売されるとしています。同様の話題は台湾経済日報も報じています。

今年はソニーのPS5やマイクロソフトのXbox Series Xが年末商戦にあわせて投入される予定であり、2017年に発売されたスイッチは相対的に注目度が低下することが予想されます。そのため、ハードウェア的なアップグレードの投入で4K出力に対応し、よりコアなゲーマー層をも取り込んでいく戦略のようです。Bloombergは今年のスイッチ向け新作ゲームの発売スケジュールが比較的空いているのは、来年に向けたアップデートがあるからだと推測しています。

さて、新作のスケジュールが空いているとはいいつつも、スイッチは今年「あつまれ どうぶつの森」が大ヒットを記録しており、スイッチ本体も供給が追いつかない状況が続いています。今月初めには生産上のボトルネックが解決されたとも伝えられたものの、いまだ在庫は十分とは言えず、量販店は転売対策に苦慮する状況が続いています。

任天堂は2019年にバッテリー駆動時間が延びた新仕様のスイッチを用意する一方、JoyConが分離しない一体型のスイッチLiteも発売しました。しかし、性能的にはカスタムバージョンのNVIDIA Tegla GPUと4GB RAMのままなので、それがアッグレードによって変わるのか、変わるとすればどれぐらい性能が向上するのかは気になるところです。

※訂正:初出時「4K対応」としていましたが、正しくは「4K対応の可能性も含む」でした。仕様はまだ未確定とのことです。お詫びして訂正いたします。

source:Bloomberg