iPhone 12(仮)量産のための増員スタッフ募集開始。紹介1人につき約13万円のボーナス
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今年秋に発売と見られる次期フラッグシップiPhone 12(仮)を生産するため、アップル最大の製造パートナーである台湾Foxconnが季節労働者(量産のための一時的な支援)募集を開始したと報じられています。

中国メディアTencentTechの記事によると、Foxconn最大のiPhone生産拠点である中国・鄭州工場では組み立てラインの従業員を募集しているとのこと。勤務中の従業員にも人材を紹介するよう報奨金を提供しており、一人当たり最大9000元(約13万6000円)のボーナスを受け取れる場合もあり。オフシーズンには数万人程度の従業員数が、量産のピーク時には100万人近くに達する可能性もあると述べられています。

今年初めの新型コロナ感染拡大のもとで鄭州工場は一時閉鎖されていましたが、完全に通常運転に復帰しているもようです。

こうした採用活動はアップルの生産スケジュールにおいては年中行事でもあり、Foxconnは例年、新型iPhoneが発売される9月の数か月前からスタッフの雇用を増やしています。今年の募集は7月に開始された2019年よりも遅く、アップルが公式に発表した「例年より数週間の遅れ」とも一致しています。

生産の先行きが好調な手がかりが報じられる一方で、アップルが新型iPhoneの生産計画についてサプライチェーンと夜通し議論しているとの不穏な証言もあります。当初アップルはiPhone 12を少なくとも8000万台発注する予定だったものの、先週「より積極的な新しい規制により市場への信頼が著しく低下した」ため、サプライチェーン側は発注が大幅な削減につながる可能性があると見ているとのことです。

iPhone 12シリーズの画面サイズは5.4インチ、6.1インチ、6.7インチの3種類。そして比較的安価で背面デュアルカメラのエントリーモデルが5.4インチと6.1インチ、高価でトリプルカメラのProモデルが6.1インチと6.7インチで、計4モデルとの予測が主流となっています。

さらには発表が2段階に分けられ、先に6.1インチ2モデル、次に5.4インチおよび6.7インチが登場するとのサプライチェーン情報もありました。アップルがまず前者の予約状況を確認してから、後者の発注数を調整することもあり得るのかもしれません。

Source:TencentTech

Via:AppleInsider