マスクを着けた歩行者ら。香港にて(2020年7月29日撮影)。(c)ANTHONY WALLACE / AFP

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【AFP=時事】香港で29日、感染が拡大する新型コロナウイルスへの対策として、自宅外のマスク着用が全住民に義務付けられた。林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官はこれに合わせ、香港が「医療システムの崩壊を引き起こし、特に高齢者の犠牲を伴う大規模な市中感染が起きる瀬戸際にある」との声明を発表した。

 香港では29日以降、自宅から外に出る時には住民750万人全員にマスクの着用が義務付けられ、飲食店はテークアウトのみの営業となる。

 また、住まいが異なる3人以上が公共の場で集まることを禁じる新たな規則も導入され、違反した場合には最高で5000香港ドル(約6万8000円)の罰金が科される。

 香港ではこのところ感染者が急増。7月に入ってから1000人以上の新規感染者が確認されており、これは累計感染者数の4割超に当たる。また、ここ6日間では1日当たり100人を超える新規感染者が確認されている。

 香港は中国国内で最も早く感染が広がった地域の一つだったが、6月頃には市内の感染はほぼ収束状態になっていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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