自粛解除で在宅太り解消へまったなし! スマホと連携できる活動量計のすすめ

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最近、筆者の周りで「自粛太り」や「コロナ太り」という言葉を見聞きすることが増えている。
以前は、会社までの通勤や、社内外での徒歩移動も多かった。しかしテレワークにより在宅で作業をしていると、1日中ほとんど動かないことも。
当然のように体重が増えてしまう。
こうした現象を一括りに「自粛太り」や「コロナ太り」と呼んでいるようだ。

筆者自身はかれこれ5年ほど、自宅の自分のデスクに向かって原稿を書き、ときどき都内の発表会へ取材に行くような生活を送っているためテレワークに近いワークスタイルを取り入れている。
このため自分には自粛太りは関係ないと思っていた。

しかし、最近、体重計に乗ってみると年始よりも2kgほど増えていることに気付いた。

以前は、原稿を書いていて筆が止まってしまうと、気晴らしで散歩をすることが楽しみのひとつだったのだが、今春以降は「不要な外出は控えよう」と、散歩に出る機会が極端に少なくなっていたことにも気付いた。

筆者に限らず、自粛太りを自覚したときに、気にするのが、自分は、
「普段、どのくらい動いていたのか?」
ということだ。

通常、成人男性だと7,000歩から10,000歩ほど、1日に歩くといいという話もある。
そこで実際どのくらい動いているかを知る簡単な方法を、今回はご紹介していく。


○スマートフォンの標準アプリをまず目安に
・iOSであれば「ヘルスケア」
・Androidスマートフォンであれば「Google Fit」
この2つのアプリは、購入時から用意されている。

もしアプリ一覧にない場合はそれぞれアプリストアで検索をすれば無料でインストールすることも可能だ。

これらのアプリはいわゆる「フィットネスアプリ」で、
スマートフォンを携帯して移動すると、歩数や移動距離を自動でカウントしてくれる。

急な連絡に対応できるように、テレワーク中だけでなく、家の中でもスマートフォンを携帯している人は多いだろう。
椅子を立って台所までは数歩であっても、スマートフォンのこれらのアプリを設定しておけばざっくりと歩数がカウントされる。

まずはこれらを設定して「ざっくり、日に何歩しか動いていない」をチェックするところから始めてみるといいだろう。


○お手軽価格の活動量計は自粛太りの見える化に最適
日常での歩数がわかったら、次に利用してみて欲しいのが「活動量計」だ。

「活動量計」は、手首に取りつけるブレスレット型ガジェット。
軽量かつコンパクトで、価格が安い。さらに一度の充電で2〜3日から、長いものであれば1カ月以上電池が持つモデルもある。これらの活動量計は防水にも対応している製品が多いため「つけっぱなし」で、スマートフォン以上に正確に歩数などを記録してくれる。




これは筆者の活動量計の記録だ。
充電のために手首から取り外したとき以外を全部記録している。
外に出ない日は5,000歩も歩いていないことも珍しくない状態になっていることがわかる。

逆に蛍光色で彩られた日は外出している日だ。
外出すると、成人男性としては必要十分な10,000歩以上を歩いていることがわかる。

活動量計を身につけることで、
「動いていない自覚はある」
「動いたつもりになっている」
これらの行動が見える化される。

そして自粛太りの原因を解消すべく
・少しだけ散歩に出てみる
・食べる量を減らす
・簡単な筋トレを行う
こうした行動を起こすきっかけ作りにもなるだろう。


○歩数以外が記録できる活動量計はさらにオススメ
また、こうした活動量計は「歩数」以外の記録に対応しているものも珍しくない。




筆者が愛用している「Galaxy Fit」の場合、睡眠記録・分析機能にも対応している。

テレワークや在宅ワークでは。
・ギリギリまで眠っていられる
・寝坊しても出社などで慌てて家を出る必要がない
・多少の夜更かしや寝坊は調整できる
こうしら在宅でのありがちな「夜更かし」や「寝坊」も、睡眠記録に対応した活動量計であれば、週にどれだけ寝坊しているかもハッキリ見える化される。

しっかり6〜9時間ほどの睡眠をとっていても気怠いと感じる日は「分析」の内容をチェックしてみるのもいい。
睡眠の質として、浅い睡眠が多ければそれは十分な睡眠がとれていない証拠だ。

こうした活動量計の多くが、スマートフォンに連携する機能もあり、分析なども簡単にできる。
それでいて安価なものは5,000円を下回る価格で購入できる。
見た目重視や質感重視で少し高級なモデルを選んでも、通常の腕時計やスマートウォッチよりも安い10,000円前後で買える機種がほとんどだ。

新型コロナウイルスで、自粛太り、そして不規則な生活が続くが、
通勤や通学などの生活に戻ったとき、
・スーツが着られない
・朝起きられない
活動量計は、こんなことにならないために身につけて、在宅での自分の「活動」をチェックしてみてはどうだろう。


執筆 迎 悟