Jリーグ得点王となった点取り屋ジョーが、古巣コリンチャンスへ舞い戻った。 (C) SOCCER DIGEST

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 念願の古巣復帰がようやく成就した。

 現地時間6月17日、ブラジルの名門コリンチャンスは、J1の名古屋グランパスに所属していた元ブラジル代表FWのジョーを獲得したことを正式に発表した。移籍金などは明らかにされていないものの、契約は2023年12月31日までとなっている。

 現在33歳のジョーは、2018年1月に名古屋へ電撃入団。元セレソン戦士の実力は伊達ではなく、1年目から本領を発揮したストライカーは、33試合で24得点を挙げて、得点王とベストイレブンに輝いた。しかし、迎えた2019年シーズンは、ケガの影響もあり、J1では32試合で6得点と不調に終始していた。

 ブラジル・メディア『Globo Esporte』などによれば、名古屋と今年12月までの契約を結んでいるジョーは代理人を通じて、契約解除を申し入れ、自身がプロキャリアをスタートさせ、クラブ愛を公言してはばからないコリンチャンスへの帰還に向けた準備を水面下で行なっていたという。
 
 約3年ぶりの古巣復帰となったジョーは、コリンチャンスの公式サイトで、次のようなコメントしている。

「このユニホームを再び着ることができてとても嬉しい。このクラブに僕はとても大きな愛情と尊敬の念を持っている。そしてクレイジーなコリンチャーノのみんなと一緒に家に帰りたかった」

 破壊力抜群のゴールゲッターとしてJリーグに強烈なインパクトを残したジョー。それだけに、コロナ禍での退団はいささか寂しいものがある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部