Premiere Proの神アプデでZenBook Pro Duoでの動画エンコードがさらに爆速に!:旅人目線のデジタルレポ 中山智

旅人(自粛中)ITライターの中山です。ちょっと間が開いてしまいましたが、ASUSからお借りしている、デュアルディスプレー搭載モンスターノート「ZenBook Pro Duo」の長期レポートをお送りします。

自分的な「ZenBook Pro Duo」のお気に入りポイントは、やはりパワフルさです。プロセッサーにCore i9-9980HKを採用しており、8コア16スレッドの威力を発揮して、動画編集や動画配信に活躍してます。動画編集にはAdobeの「Premier Pro」を使っているのですが、動画エンコードが特に高速。H.264へのエンコードは、動画再生時間の約半分という結果を以前のレポートでもお伝えしました。

関連記事:デュアルディスプレーのモンスターマシン「ZenBook Pro Duo」をデスクトップPCとして導入してみた:旅人目線のデジタルレポ 中山智

現時点でも不満はないのですが、実は先日Premiere Proがアップデートしており、H.264およびH.265(HEVC)のハードウェアエンコードが利用できるようになりました。ZenBook Pro DuoはディスクリートGPUとしてGeForce RTX 2060を搭載しているので、ハードウェアエンコードが使えるわけですが、これが控えに言っても「神アプデ」な効果です。

▲直近のアップデートでH.264 および H.265(HEVC)のハードウェアエンコードに対応

試しにZenBook Pro DuoでH.264の書き出しをしてみると、7分23秒の動画がソフトウェアエンコードで3分33秒。再生時間の半分以下です。これがディスクリートGPUのGeForce RTX 2060を使ったハードウェアエンコードだと、さらに速くなってエンコード時間は1分4秒。高速なエンコード時間が、さらに3倍以上も爆速となったわけです。

▲プルダウンメニューでハードウェアエンコードとソフトウェアエンコードが選べる

Premiere Proの動画編集ってUプロセッサーとかでも意外とストレスなくできるんですが、最後の書き出し時間だけがネックなんですよね。GPUでのエンコードでこれだけ早くなるってことは、動画編集用としてパソコンを選ぶなら、UプロセッサーでもディスクリートGPU積んでたり、デスクトップでもグラボ追加したりと選択肢が増えましたね。

そのほか、数ヶ月使ってきて若干利用している周辺機器などが変わりました。そのひとつが、Type-Cアダプターです。使い始めの時はType-Cに4K出力対応のHDMIアダプターを装着して、4Kディスプレーに出力していました。

ですが、ZenBook Pro DuoにはType-C端子がひとつしかないので、それを挿してしまうとType-C端子が埋まってしまいます。そこで、HDMIのほかマルチ機能を搭載したAUKEYの「USB Type C ハブ usb c ハブ 12-in-1」に変更しました。

▲AUKEY「USB Type C ハブ usb c ハブ 12-in-1」(実売価格:7999円)

このType-Cハブは、4K対応のHDMI出力が2つあるほか、SD、microSD、有線LAN、USB Type-A×4、Type-CもPD対応を含め2つあります。ZenBook Pro Duoは本体にSD、microSDスロットがないので、これまではUSBのリーダーを使っていましたが、それも不要です。

▲4K対応のHDMIが2ポートある

もうひとつはPCスタンドを購入して、その上に斜めになるようにZenBook Pro Duoを配置してます。以前は机と水平に置いていたのですが、この置き方だとZenBook Pro Duoキーボード側にある2枚目のディスプレーが見にくいんですよ。

▲EURPMASK ラップトップスタンド(実売価格:2480円)

それがスタンドにセットすることで、2枚目のディスプレーにも傾斜がついて見やすくなります。ちなみにZenBook Pro Duoは動画のエンコードなどフルパワーで使うと、かなりファンが回って排熱するので、スタンドでPCを浮かせることで冷却効果も高まりそうです。

▲ZenBook Pro Duoを傾斜させて置けるので、セカンドディスプレーが見やすくなった

▲斜めにしたのでペンも使いやすくなった

というわけで、ソフトの神アプデと周辺機器の充実でさらにZenBook Pro Duoが使いやすい神パソコンに近づきました!

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