画像提供:さいとーゆーが(@xrmj1107)さん

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今年のゴールデウイークは、外出や移動の自粛が求められていたが、北海道積丹町の浜辺には多くの来場者があった上、ゴミが放置されたことから住民から怒りの声があがっている。この浜辺を管轄する北海道庁にどのような対応を行っているのか話を聞いた。

キャンプ場が併設された積丹町の浜辺には、自粛要請下のゴールデンウイークにもかかわらず多くの人がキャンプや釣りに来場。さらには、使用したビニールシートや買い物カゴなどのゴミが建物の隅に置き去りにされ、食品トレーやスナック菓子の袋などは風に飛ばされたのか浜辺の方まで広範囲に散乱した。この光景を撮影した地元の漁師“さいとーゆーが”さんは、「我慢の限界」「もう積丹に来ないで」と訴えている。このほかにも、「土日祝日、夏場は絶対に集まります。閉鎖してください」といった住民からの声もあがっている。

このゴールデンウイーク期間中の問題について北海道庁に確認したところ、「認識している」とコメント。「自粛要請にもかかわらずという部分もあり、地元の方から不安の声が出ている」ことや、ゴミにウイルスが付着している可能性があることから「清掃従事者からは感染への不安の声」もあるとした。さらに、浜辺には、「中に入るのを控えていただく」協力を求める看板を設置しているが、入って利用する人がいたと説明。看板の表現を変更したり別の対応方法などは検討しないのかという質問には、現時点では「今行っている措置が最大限」と回答。住民からの浜辺の閉鎖を求める声があることも聞いているが、今は「中に入るのを控えていただくように呼びかけるのを優先している」と繰り返した。