テレワークでも使える! リアルタイムで共有できるGoogleの無料ホワイトボード「Jamboard」

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新型コロナウイルス対策でテレワークに移行し、在宅でテレビ会議システムやチャットを活用している方も多いだろう。ただし、使えるツールはまだまだ多くはない。

今回は、Googleアカウントを持っていれば無料で使えるホワイトボードツール「Jamboard」を紹介しよう。

相手がGoogleアカウントを持っていなくても、ホワイトボードを共有して活用することが可能だ。


●Googleが作った無料で使えるホワイトボードツール
新型コロナウイルスの影響で、在宅で仕事をしている人も多いだろう。テレビ会議システムやチャットなど、利用できるツールは何でも利用しなければ、この苦境を乗り切るのは難しい。ある意味クラウドサービスは、その実力を試されているともいえる。

ただし、日頃こうしたツールを使い慣れていないと使える権利は持っているのに、それに気づいていないケースも少なくない。

Jamboard(ジャムボード)もこうしたツールの1つかもしれない。
これは、Googleアカウントを持っていれば誰もが無料で使えるホワイトボードツールだ。

GmailやGoogleカレンダーで、右上の[Googleアプリ]ボタンをクリックしてメニューを開いたら「Jamboard」を探して起動してみよう。
起動後、右下の[+]ボタンをクリックすれば、お絵かきツールのような画面が表示される。

絵を描く操作は一般的なペイントツールと変わらない。マウスやタッチペンなどで線を描くだけだ。左側のメニューを使えば、ペンの種類や色を変更したり消しゴムで線を消したりできる。付箋や画像を貼り付けることも可能だ。


右上の[Googleアプリ]ボタンをクリックしてメニューを開いたら、「Jamboard」を選択する。



Jamboardが起動したら、右下の[+]をクリックする。



マウスを使ってホワイトボードで自由に絵を描ける。タッチ対応のパソコンやタブレットならタッチやペンでも操作できる。


●ホワイトボードを共有する方法
「Jamboard」の最大の特長は、ほかのユーザーとリアルタイムに共有できることだ。
右上の[共有]ボタンをクリックすると、共有の設定画面が表示される。

相手がGoogleアカウントを持っているなら、
[招待]に相手のGmailのアドレスを入力して[送信]をクリックすれば招待メールが送られる。アドレス入力欄の右端でアクセス権(編集者/閲覧者)も指定可能だ。


相手がGoogleアカウントを持っていれば[招待]に相手のGmailアドレスを入力して[送信]をクリックする。


相手がGoogleアカウントを持っていなくても問題ない。
[アクセスできるユーザー]の[非公開]の[変更]をクリックすると、リンク共有を設定する画面が表示される。ここで[オン−リンクを知っている全員]を指定し、[アクセス]で「閲覧者」か「編集者」を指定して[保存]をクリックする。

前の画面に戻るので[共有するリンク]にあるURLをメール等で相手に知らせる。
このURLにアクセスすれば、誰でもホワイトボード上でリアルタイムに描画できるようになる。


[アクセスできるユーザー]の[非公開]の[変更]をクリックする



[オン−リンクを知っている全員]を指定し、[アクセス]で「閲覧者」か「編集者」を指定して[保存]をクリックする



[共有するリンク]にあるURLをメール等で相手に知らせると、そのURLにアクセスしたユーザーは誰でもホワイトボードを共有できる。


Jamboardはビデオ会議やチャットほど利用頻度は高くないかもしれないが、ホワイトボードにアイデアを書き出したり、図で説明したりしたいときは重宝するツールだ。今すぐ使わなくても、その存在は覚えておいて損はないだろう。


井上健語(フリーランスライター)