81年ドラフトで巨人に入団した吉村禎章1軍作戦コーチ(左)と村田真一氏【写真:荒川祐史】

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1998年のドラフトでは1位で上原、2位で二岡が入団

 毎年、100人近い新人が新たに飛び込んでくるプロ野球の世界。大きな期待を背負ってみな入団してくるものの、プロの世界で活躍できるのは、ほんのひと握りの選手しかいない。

 毎年、多くのルーキーが指名されるドラフト。各球団大体5人から10人前後の選手を指名するが、その全員が活躍するわけではない。時には誰も台頭しない年だってある。指名した中から1人活躍すれば、まずまず。2人なら御の字、3人いれば“当たり年”と思わせるくらい、活躍することは難しい。

 では、長いドラフトの歴史で12球団で最高の“当たり年”だったのは、どの年なのだろう。12球団それぞれで検証してみよう。まずは巨人だ。

 プロ野球で最も長い歴史を誇る巨人。その中でも、1981年のドラフトは屈指の“当たり年”だろう。1位で槙原寛己、3位で吉村禎章、5位で村田真一を指名している。槙原は通算159勝をマークし、1994年完全試合も達成した大投手。吉村も1980年代から90年代にかけて中心として活躍し、村田も2001年まで19年間、巨人の主力だった。

 このほかには、1位で上原浩治、2位で二岡智宏が入団した1998年、1位で岡本和真、2位で戸根千明、3位で高木勇人が指名された2014年なども挙がるが、やはり1981年ほどのインパクトはない。2017年ドラフトなど楽しみな若手が揃っており、今後、この1981年を超えるような年になることを期待したいところだ。(Full-Count編集部)