サウスゲート監督、ローマで覚醒スモーリングに対する過去の扱いを反省

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イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督は、ローマで覚醒中のDFクリス・スモーリングに対する過去の扱いを「不公平だった」と反省している。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

今シーズン、マンチェスター・ユナイテッドから1年間のレンタルで加入中のローマで好パフォーマンスを続けているスモーリング。

足下の技術に関しては大幅な改善に至っていないものの、圧倒的な地対空の競り合いの強さに加え、読みを利かせたカバーリングと、“守備者”としては抜群の存在感を放っている。また、先日にはローマでの好調を受けユーロ2020本大会に向けてスリーライオンズに返り咲きたいとの夢を語っていた。

2017年11月以降、そのスモーリングを招集していないサウスゲート監督は以前、「我々は後方からボールを繫いでいく特定のスタイルでのプレーを目指している」と、同選手が以前から苦手としているビルドアップ能力の低さが招集外の要因であると説明していた。

だが、今シーズンここまでのスモーリングの活躍を受け、同監督はビルドアップ能力だけを考慮し、それ以外の長所を評価しなかった自身の選考基準が不公平なものだったと感じているようだ。

「私はこれまでいかなるプレーヤーも除外したことはない。したがって、少し誤解を与えたところがあるかもしれない。個人的に当時の伝え方が悪かったと後悔している。他のプレーヤーのパス能力を称賛することによって、クリス(・スモーリング)への批判を招いてしまった」

「それは完全に私の誤りだったし、彼にとって不公平なものだった。彼はイタリアの別のビッグクラブで非常にうまくやっている。これまでは、より大きなクラブでプレーしていたが、我々は各プレーヤーに正しい判断を下すためにすべてのプレーヤーをチェックしている」

スモーリングに対する過去の扱いを反省したサウスゲート監督だが、イタリアの地で躍動する30歳のベテランDFに再びチャンスを与える考えはあるのか。