穴井詩(前列右)と小祝さくら(後列右)は昨年の皆勤賞(撮影:GettyImages)

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国内女子ツアー開幕まで3週間。今年も「ダイキンオーキッドレディス」から37試合が行われる。通年の出場権を持つ賞金シード選手は50人。さらに前半戦の出場権を持つ選手は昨年の賞金ランキング51〜55位の選手やステップ・アップ・ツアーの賞金ランキング1、2位など。そのほか、QT上位者も前半戦出場権を保持。そんなツアーの主力選手94人のデータをとことんチェック。2019年の試合数とラウンド数を見てみると…。
鈴木愛の試合前パット練習【動画】
2019年は全39試合が行われた。出場資格が限られる公式戦や米国女子ツアーの「TOTOジャパンクラシック」なども含まれるため、全試合出場は誰もができるわけではない。また、3月上旬から11月末まで休みなく出続けるということになるが、昨年はなんと3人が皆勤賞だった。
3勤1休や5勤1休といったスケジュールを組み、ほどよく休みを入れるのが当たり前になってきている中で、全39試合に出場したのは穴井詩、小祝さくら、淺井咲希の3人。試合が終わった翌月曜日はトレーニングや移動などもあり、かなりのハードスケジュール。鉄人3人は今季もこの記録を伸ばすのか。
次いで多いのが38試合の出場。高橋彩華、青木瀬令奈、大里桃子、葭葉ルミの4人は惜しくも1試合足りなかったが、こちらもほぼ休みなし。青木、大里、葭葉は最終戦出場こそ逃したが、「大王製紙エリエールレディスオープン」まで38週連続での出場だった。
出場試合数に比例するのが合計ラウンド数だが、昨年最も多かったのが穴井。121.5ラウンドで唯一120ラウンドを超えた。次いで小祝の119.5ラウンド、淺井の113.5ラウンドと、トップ3は皆勤賞の3人だった。
賞金女王の鈴木愛は25試合、81ラウンドで7勝。3.5試合に1勝という計算。畑岡奈紗は5試合、18ラウンドで「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」、「日本女子オープン」で優勝。渋野日向子は31試合、100.5ラウンドを戦い4勝を挙げた。
今回のラウンド数、試合数にアマチュアとしての出場は含まれていないが、史上7人目のアマチュア優勝を果たした古江彩佳は、プロ転向後4試合、13ラウンドで獲得賞金2073万円を獲得。今季はさらなる活躍が期待される。
【2019年の出場試合数&ラウンド数】※()内はラウンド数、35試合以上
39試合:穴井詩(121.5)、小祝さくら(119.5)、淺井咲希(113.5)
38試合:高橋彩華(108.5)、青木瀬令奈(106)、大里桃子(111.5)、葭葉ルミ(104.5)
37試合:柏原明日架(110)、永井花奈(107)、酒井美紀(104.5)
36試合:原英莉花(109)、吉本ひかる(107)、ささきしょうこ(89.5)
35試合:三ヶ島かな(102.5)、菊地絵理香(109.5)、大西葵(89)、篠原まりあ(89.5)、木戸愛(88)、東浩子(100.5)、木村彩子(87.5)、藤本麻子(93.5)、安田彩乃(91)

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