いま、セリエAにいる「元プレミア戦士」ベスト11

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かつて「世界最高リーグ」と呼ばれた時期があったものの、その後長い間苦しい状況が続いていたイタリア・セリエA。

ただ最近はユヴェントスの趨勢に加えてインテルの復活もあり、さらにプレミアリーグやリーガからスター選手の流入も増えてきた。

今回は『Planet Football』から「現在セリエAでプレーしている元プレミアリーグ選手によるベストイレブン」をご紹介する。

GK:ヴォイツェフ・シュチェスニ(ユヴェントス)

イングランドで所属したクラブ:アーセナル、ブレントフォード

アーセナルで長くプレーしていたが、ペトル・チェフの加入によるe影響でローマに貸し出され、そしてユヴェントスへ。

今季は復帰してきたジャンルイージ・ブッフォンにポジションを明け渡すことなく安定したプレーを見せている。アーセナル時代の不安定な印象はすでにないが、メディアに出演したときのパフォーマーっぷりは相変わらず。

右SB:ダニーロ(ユヴェントス)

イングランドで所属したクラブ:マンチェスター・シティ

FCポルトで活躍した後、レアル・マドリーを経てマンチェスター・シティへ移籍したダニーロ。ただイングランドではレギュラーとしての立場を確立できず、ジョアン・カンセロ獲得のための条件としてユヴェントスに放出された。

まだユヴェントスで大きな影響を与えているわけではないが、ポルト時代の盟友アレックス・サンドロとの再会、そしてイタリアの気候は気に入っているらしく、「英国よりいい」とインタビューで語っている。

CB:クリス・スモーリング(ローマ)

イングランドで所属したクラブ:メイドストーン、フラム、マンチェスター・ユナイテッド

2010年にマンチェスター・ユナイテッドへ加入して以来、FAカップ、リーグカップ、ヨーロッパリーグ、そしてプレミアリーグの優勝を経験してきたセンターバックだ。ただハリー・マグワイアの加入で居場所はなくなり、今季はローマに加わることを選んだ。

イタリアではいきなりレギュラーとして最終ラインの重要な存在となり、30歳で新しい活躍の場を手に入れた。セリエAでは最も安定したDFの一人となっている。

CB:ラグナル・クラヴァン(カリアリ)

イングランドで所属したクラブ:リヴァプール

2016年にリヴァプールへと移籍したエストニア代表DF。ユルゲン・クロップ監督が「信頼できるバックアップ」として評価し、53試合に出場することになった。

ただフィルヒル・ファンダイクの加入でそのポジションはなくなり、2018年にイタリアのカリアリに加入。その選択は当たっており、セリエAではかなりまともな評価を受けるディフェンダーとなっている。

左SB:アシュリー・ヤング(インテル)

イングランドで所属したクラブ:ワトフォード、アストン・ヴィラ、マンチェスター・ユナイテッド

アーロン・ワンビサカの加入、そしてブランドン・ウィリアムズの出現により、マンチェスター・ユナイテッドでの立場が危うくなってしまったヤング。今季は34歳で新天地を求め、インテルに加入した。

それはかなりサプライズな移籍ではあったが、プレミアをよく知るアントニオ・コンテ監督がいることもあってか、デビュー戦でアシストを決める活躍を見せている。

右MF:ヘンリフ・ムヒタリャン(ローマ)

イングランドで所属したクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル

ボルシア・ドルトムントでは大活躍したアルメニア代表の快速アタッカー。しかし移籍したマンチェスター・ユナイテッド、アレクシス・サンチェスとトレードで加入したアーセナルでパフォーマンスを落としてしまった。

今季はローンの形でローマに加入。怪我には苦しめられているものの、9試合の出場で3ゴールを決めるなど実力は見せている。

CM:アーロン・ラムジー(ユヴェントス)

イングランドで所属したクラブ:アーセナル、ノッティンガム・フォレスト、カーディフ

アーセナルで11年間を過ごし、FAカップ3回の優勝で重要な役割を果たした。ファンのお気に入りでもあったものの、昨季の途中に突然ユヴェントスへのフリー移籍を決断した。

かなり高額の給与を受け取っているとのことだが、残念ながらまだ負傷のためにフル出場は1度もない。デビュー戦でのゴールのように、ポテンシャルは最高のものだが…。

CM:クリスティアン・エリクセン(インテル)

イングランドで所属したクラブ:トッテナム

今季はトッテナムとの契約が最終年度となったこと、彼が移籍希望を公にしていたことから出場機会が減少したものの、プレーすれば存在感を見せていた。

レアル・マドリーの噂もあったもののアントニオ・コンテ監督の誘いに応じてインテルへと加入。このリストの中で「最新」の選手となった。

左MF:アレクシス・サンチェス(インテル)

イングランドで所属したクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル

アーセナルではかなり活躍を見せたものの、ムヒタリャンとのトレードで移籍したマンチェスター・ユナイテッドで悲惨な時期を過ごす。超高額の給与も足かせになり不良債権化してしまった。

今季はローンの形でインテルに移籍したが、怪我や不調のためにまだ79分しかプレーしていない。来季はマンチェスター・ユナイテッドに戻ると言われているが…。

FW:ロメル・ルカク(インテル)

イングランドで所属したクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、エヴァートン

若くしてベルギーからプレミアリーグに渡ったルカクは、チェルシーでなかなかプレーできず、エヴァートンで大ブレイク。そしてマンチェスター・ユナイテッドへと高額で買われた。

しかし2年目には批判のターゲットになってしまいスールシャール監督の信頼をも失うことに。今季インテルに加入し、21試合14ゴールと大復活を遂げている。

FW:クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)

イングランドで所属したクラブ:マンチェスター・ユナイテッド

2009年にマンチェスター・ユナイテッドを去った後、レアル・マドリーで9年間に渡ってエースストライカーとしての任を全うしたクリスティアーノ・ロナウド。

そして2018年には電撃的にイタリア・セリエAへの移籍を発表し、ユヴェントスでの新しい挑戦をスタートさせた。34歳となったものの、その鍛えられた肉体はまだ衰えの兆しを見せていない。