国内に現存する私立音楽大学の中で、最も古い歴史を持つ東京音楽大学。その学び舎で、音大にふさわしい光景が目撃された。

それがこちらだ。


ピアノが登場?(画像は瀧澤健人@takikenvoiceさん提供)

向かって右側から差し込む光。意図してこうなったのか、あるいは偶然か――フロアに現れたのは、なんと「ピアノの鍵盤」だ。それを織りなしているのはイスと窓のサッシ部分だろうか。少々ズレているとはいえ、偶然にしてはでき過ぎではないか。

大学に在籍する瀧澤健人(@takikenvoice)さんは2020年1月31日、

「東京音大、これは狙ったか??」

と、この写真を投稿。2月3日時点で5万3000件のリツイート、30万件以上の「いいね」を獲得するなど、大きな反響を呼んでいる。

ツイッターではこの投稿に対し、

「もしかしてある時刻になるとピアノになるんでしょうかね...?」
「床踏んだら鳴るようにしてほしさある」
「偶然の産物...にしても綺麗。ただ、1番奥の椅子までが等間隔だから狙ってはないかと...にしても、にしても!!」

といった声が寄せられている。

「ご想像にお任せいたします」

投稿主の瀧澤さんによれば、撮影したのは1月31日の15時頃。中目黒・代官山キャンパスにある校舎の4階通路を通りがかった際に、こちらの光景を発見したそうだ。

中目黒・代官山キャンパスは19年4月1日にオープンしたばかり。教室やレッスン室、スタジオなどはもちろん、外部から取り入れた自然光とカーペットの色で光が回遊しているように見える練習室「光の回廊」を設置するなど、そのデザインにもこだわっている。

投稿されたピアノの鍵盤のような影は、意図して作られたものだったのか。Jタウンネットは2月3日、東京音楽大学の広報課に確認したが

「ご想像にお任せいたします」

とのこと。鍵盤に見える時間帯についても同様の返答で、真相は分からずじまいだった。

なお、この光景を見ることができるのは教授・学生などの関係者だけだ。