朝鮮中央通信は、先月31日まで党中央委総会が開かれたと伝えた。31日の総会で発言する金委員長=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は3日の社説で、先月28〜31日に開かれた党中央委員会総会で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(党委員長)が行った報告の内容を詳しく伝え、「対外事業部門でわが国の戦略的な地位に基づき、大局的な姿勢で外交戦、策略戦を展開しなければならない」として、「共和国(北朝鮮)の尊厳と生存権を侵害する行為に対しては即時的かつ強力な打撃を加えるべきだ」と強調した。

 また、「無敵の軍事力を保有し、強化しなければならない。いかなる勢力もわれわれには武力を使用する考えも及ばないようにすることがわが党の国防建設の中核的な構想」とし、「国防建設事業に引き続き全国家的な総力を挙げなければならない」と主張。金委員長が総会で核兵器と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の再開を示唆し、「(北朝鮮に対する)敵視政策が撤回され、朝鮮半島に恒久的かつ強固な平和体制が構築されるまで」戦略兵器の開発を継続すると宣言したことを改めて確認した。

 その上で、「自力更生で制裁封鎖策動を破綻させるための正面突破戦は勝算が確固たる闘争」として、「すぐには経済的に華麗に変化させることはできなくても、食べる、着る、使う問題を解決できるわれわれ式の道を見つけた」と自信を示した。