by stevanovicigor

「前日には散らかっていたはずの机の上が一晩経つときれいに片付けられている」という怪現象に悩まされた元電気技師の男性が監視カメラを設置してみたところ、意外な犯人の姿が捉えられていたと話題になっています。

Vigilante shed cleaner revealed to be house proud mouse | Metro News

https://metro.co.uk/2019/03/18/vigilante-shed-cleaner-revealed-to-be-house-proud-mouse-8926281/

イギリス南西部に住む72歳のスティーブン・マッカーズ氏は、電気技師の仕事を引退してからも自宅の離れに作業机を置いて、機械いじりやDIYを日課にしていました。しかし、マッカーズ氏はある時、前の日の晩には机の上に散らかっていたはずのネジや機械の部品が、次の日には部品整理に使っていたアイスクリームの空き箱の中にしまわれていることに気がつきます。同居している子どもに聞いてみても心当たりがないといわれたため、マッカーズ氏はついに自分がもうろくして、無意識のうちに机を片付けたのかと思いました。



怪現象は1カ月以上も続き、家族が幽霊ではないかと怖がったので、マッカーズ氏は隣人で長年の友人でもあるロドニー・ホルブルック氏に依頼して動体センサー付きのトレイルカメラを設置したとのこと。その結果、毎晩机を片付けていた犯人の正体をムービーに収めることに成功しました。



毎晩マッカーズ氏の机の上を片付けていた犯人のムービーは、以下から見ることができます。

House-proud mouse caught on camera tidying garden shed | SWNS TV - YouTube

真夜中の2時半ごろに起動したカメラが捉えたのは、心霊現象ではなく1匹のネズミの姿でした。



ネズミは机の上にあったネジをくわえると……



アイスクリームの空き箱の中へ。



箱から出てくると、また別の部品を持ち上げて……



バルブのような部品を足場にして縁に上り、箱の中へ投入。



だ円形の部品は、器用に体に引っかけて運んでいます。



重そうな金属製の板や……



自分の体と同じくらいの長さの金属棒もせっせと片付けます。



2分もすると、机の上がだいぶすっきりしました。



マッカーズ氏は、このネズミを「ブレグジットマウス」と呼んでいるとのこと。その理由は、ブレグジットに備えてせっせと物資をためこんでいるように見えるからです。事件の真相解明から約1週間後に地元のテレビ局South West News Serviceの取材に応えたマッカーズ氏は、「彼は今でも忙しくしていますよ」と話しました。