“カンテ2世”と刻む平均22.2回の欧州No.1タックル集団 快進撃支える守り
現在プレミアリーグで2位につける絶好調のレスター・シティでは、やはりエースのジェイミー・バーディが目立つ。ここまでリーグトップとなる11得点を記録しており、その得点力とスピードは相手DFの脅威となっている。
しかし、レスター好調の理由はそれだけではない。本当に見るべきは、守備の安定感だ。ブレンダン・ロジャース体制となってからは積極的にボールをポゼッションするスタイルを目指しているが、ボールを奪ったところから素早くバーディを活かすアイディアは今でも効果的だ。
個人の部分に目を向けても、レスターでは守備的MFウィルフレッド・エンディディがマンチェスター・ユナイテッドDFアーロン・ワン・ビサカと並んで欧州五大リーグ1位となる1試合平均5.4回のタックルを記録。さらに右サイドバックのリカルド・ペレイラが3位となる4.5回のタックルを記録している。
アグレッシブにボールを奪いにいくスタイルが機能しているのは間違いなく、レスターはここまでリーグ戦で僅か8失点しか喫していない。これはプレミアリーグトップの数字だ。
得点数でもリヴァプールを超える29得点を記録しており、あの奇跡のリーグ優勝を果たしたクラウディオ・ラニエリのチームよりも攻撃意識が高いのは間違いない。しかし、守備を大事にするマインドも変わっていない。堅守速攻を今でも武器の1つとするレスターは、当時の優勝チームにも負けぬ強力な集団へと仕上がっている。
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