小栗旬と沢尻エリカ(=2010年撮影)/(C)日刊ゲンダイ

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 小栗旬(36)の“演技論”が話題だ。といっても、合成麻薬MDMA所持で逮捕された沢尻エリカ容疑者(33)絡み。

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 小栗は9月に放送されたトーク番組「ボクらの時代」(フジテレビ系)で、沢尻容疑者らと対談。その中で小栗は、こんな“演技論”をぶった。

「僕らは人を殺したことはないけど、人を殺す役をやらないといけないというのが、最終的に一番究極で、悩まなければいけない部分だと思う」

「『ドラッグの役だからドラッグやります』とか、そういうことじゃないよね」

 などと言って、沢尻容疑者に視線を向けた小栗。

「あくまで噂ですが、小栗は当時から沢尻容疑者の薬物使用について知っていたのではないかと、ネット上で大騒ぎになっています」(芸能ライター)

 小栗はこんな話もしていた。

「別人格を演じることに命を懸けているから、気がつくと何かを頼ってしまう瞬間がたぶんあると思う」

「役者がそれで、オーバードーズ(薬物の過剰摂取)みたいになって死んでしまうようなことは『あるよな』と思うわけ」

 小栗は、2008年に急性薬物中毒で死亡したオーストラリア出身の俳優ヒース・レジャー(享年28)を引き合いに出していたが、「確かに役に入り込む“憑依型”の役者さんは、行き詰まる人が多いように感じます」と、脚本家でライターの源祥子氏がこう言う。

「恋愛ドラマの共演者を本当に好きになるぐらいなら可愛いんですが、憑依型の役者さんは役にのめり込むあまり、例えば狂気の役を演じると、それに取りつかれ、実生活まで狂気に引きずられてしまったりします。現実と虚構の境目が分からなくなり、精神のバランスを失ってしまう。それでアルコールとか薬物に走るなんてケースは、ままある話です」

 米映画の「ダークナイト」(2008年公開)で狂気のジョーカー役を演じ、アカデミー助演男優賞を受賞したヒース・レジャーは、まさにその典型だろう。もしかして沢尻容疑者も憑依型の女優だったのか?

「役者はキャリアを重ねるうち、憑依型からオンとオフの切り替えができるようになっていくものですが、沢尻容疑者は出演作を見ても憑依型とは思えません。薬物にハマったのも、プライベートの孤独や不安といった、もっと別の理由でしょう。私が若手俳優で憑依型と感じるのは、女性なら二階堂ふみさん、男性なら菅田将暉さんですかね」(源祥子氏)

 鳥肌が立つような憑依型の演技の方が、視聴者や観客のウケがいいのは確か。

 いずれにせよ、10年以上前から薬物に手を染め、「依存」としかいいようがない状態だった沢尻容疑者に、小栗の言葉は届かなかったようだ。