合成麻薬MDMA所持の疑いで逮捕された沢尻エリカ容疑者(33)逮捕時の詳細が明らかになってきた。

16日(2019年11月)朝、沢尻容疑者が渋谷のクラブから都内の自宅に帰宅した直後、警視庁による家宅捜索が始まった。捜査員が2階の部屋の捜索を始めた際、沢尻容疑者は自ら「ここにあります。MDMAです」と申し出た。その言葉通り、棚に置かれていたアクセサリーケースの中からMDMAが見つかった。

清原和博、KAZMAX...逮捕されるたびに戦々恐々だったエリカ

MDMAについて、沢尻容疑者は数週間前にイベントでもらったと供述している。また、10年以上前から大麻やLSD、コカインなど他の薬物も使用していたという。元警視庁刑事の吉川祐二さんは「この段階でここまでしゃべるというのは、警察側は疑問を感じていると思う。今後自分が置かれる立場を良くしようとしているか、本当に薬物を断ち切りたいと宣言するために話しているかどちらか」と語る。

沢尻容疑者は「有名人が薬物事件で逮捕されるたびに私も危ないんじゃないかと注意していました」とも供述している。近年、主な有名人の薬物逮捕は2016年2月の清原和博氏から今月10日のKAZMAX容疑者まで8人。沢尻容疑者はこうした報道が流れるたびに戦々恐々としていたことになるが、それでもやめられなかったのか。

8人のうち5人が厚生労働省麻薬取締部、通称マトリに、残る3人が警視庁と宮城県警に逮捕された。今回、沢尻容疑者は警視庁組織犯罪対策第五課、通称組対五課に逮捕されたが、組対五課とマトリはどう違うのか?

2つの組織は、ほぼ同じ権限を持って捜査を行っている。当然ライバル心もあり、過去には確執があった。協力者や被疑者がダブり、現場で鉢合わせをすると危険なので調整を行うこともある。取り締まりに対するスタンスも微妙に異なり、元マトリの廣畑徹さんによると、薬物の恐ろしさを周知させることを目標とするマトリは、意識して有名人を狙うこともある。

小倉智昭キャスター「芸能人とクスリの関係と言われるのは、そういうところにも原因があるのかと思ってしまう」

三浦瑠麗(国際政治学者)「沢尻さんはこれから更生が始まるが、今後どうやって薬に依存しない人生に変えられるか、そのプロセスに目が向けない。沢尻さんは怖さがわかっていてもやめられなかった。沢尻さんを吊るし上げてもなんにもならないということをワイドショーも五課もマトリも学んで欲しい。怖さを周知させるというが、薬物に染まった人に合理性を求めるのは無理」

文・みっちゃん