【世界初】ソフトバンクとホンダ 5Gコネクテッドカーの走行試験 256QAMと4×4 MIMOでの5G技術検証クリアは世界初
●商用レベルを想定した環境で実施
今回の技術検証は、本田技術研究所が持つ北海道上川郡のテストコースに設置した実験基地局を使用し、商用環境を想定したノンスタンドアローン標準仕様で構成された5Gネットワーク環境(LTEとの連携によって5Gの性能や機能をいち早く実現できるようにする仕様)で行われた。
5Gネットワークの通信インフラには、3GPP Release 15規格に準拠したノキア製の通信機器を使用し、車載器にはクアルコム製の商用向け「Qualcomm Snapdragon X50 5G モデム」を使用した「Qualcomm Connected Car Reference Design(CCRD)」を使用することで、商用環境レベルでの検証を実現したという。なお車両は、Hondaが販売する普通乗用車を使用して検証している。
3GPP Release 15とは、、、:
3GPP Release 15とは、3GPPで策定された5Gの新しい無線方式「5G-NR」の標準仕様。3GPPとは、移動通信システムの規格策定を行う標準化団体のこと。
■検証内容:
・無線検証:
停車した状態で、通信方式(64QAM、256QAM、2×2 MIMO、4×4 MIMO)の組み合わせなどを変えて通信品質の検証を行う。
・走行試験:
走行する車両の速度(30km/h、60km/h、100km/h)を変えて、通信方式の組み合わせごとの通信品質の検証や、基地局の切り替え(ハンドオーバー)の検証を行い、最適なパラメーターを探る。
・車両特性試験:
ケーブルの取り回しや、アンテナの設置位置や本数、種類などを変えて通信品質を検証するとともに、5G接続において最適な組み合わせを探る。
●ユースケースの検証:
(1)見通しの悪い交差点における、周辺車両の位置情報の伝送
(2)前方車両の急ブレーキ情報を後続車両へ伝送
(3)車載カメラ映像を基に道路上の落下物を特定し、周辺車両へ伝送
(4)その他の検証(高画質な4K映像の伝送、車載カメラの二次利用など)
(山田 航也)
