今季2度目となる代表戦期間を経て迎える、ブンデスリーガ第8節ヘルタ・ベルリン戦。SVヴェルダー・ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督が「今、乗っているクラブ」として警戒心をみせる一戦だが、しかしながら今回からの復帰が期待されていた大迫勇也については、引き続き欠場することが明らかとなった。

 大腿筋に負傷を抱えたために日本代表参加を見合わせたFWは、今回は治療に専念しており「いける可能性はあるようにも見えていたんだけどね」と指揮官。しかしながら「高いリスクをかけるようなことはしない」という方針から、出場を見合わせる判断を下している。「これからまだまだ、たくさん試合はあるんだ」

 さらに守備の要ニクラス・モイサンデルについても、筋損傷からの復帰を目指し今週はランニングをこなしてはいるものの、ふくらはぎに負傷を抱える同じCBエメル・トプラクと共に、まだ時期尚早。ただトプラクに関しては負傷ではなく、ストレス反応が見られているとのことで、「ぜひ戦列復帰を願いたいところだが、あと1週間を与えると伝えている」と明かした。

 しかし決してコーフェルト監督は悲観的にはなっておらず、むしろ「オプションは増えてきている。フィリップ・バルグフレーデの状態が代わり、ミロト・ラシカはよりリズムが増していき、それにベニ・ゴラーもでてきた。ミロシュ・ヴェリコヴィッチも復帰しているし、数週間前とは別だよ」と前を向いている。