中村(左)演じる金栗四三編から阿部(右)の田畑政治編になっても苦戦が続く

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 いよいよというか、ついにというか、NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺」は危険水域を超えてしまった。13日放送の平均視聴率が大河歴代最低を更新する3・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をたたき出したのだ。打ち切りはできないが、もはやNHKからも見限られたのか。

 「この日は、ラグビーW杯の日本代表とスコットランド戦が日本テレビ放送されるとあって苦戦することは想定されていましたが、ここまで落ち込むとはというのが正直な感想のようです」とNHK関係者はささやく。

 日本代表が死闘を制し、4連勝で初のベスト8入りを果たしたスコットランド戦は平均視聴率が39・2%。瞬間最高視聴率は勝利を決めた瞬間で53・7%という驚異的な数字だった。

 それにしても、「いだてん」の数字は想像を絶する域だ。

 「この日はドラマの狂言回しの古今亭志ん生(ビートたけし)が満州で終戦を迎える話がメインでしたが、脚本家の宮藤官九郎はこの話が書きたくて、ドラマを組み立ててきたのではないかと思われるほど見事な展開でした。これまで分かりにくい原因とされていた2つの時間軸が交差する重要な回にもかかわらず、こんな強敵が裏番組ではついていない」とテレビ誌編集者。

 ついていないのは、それだけではない。ラグビー日本代表の次の試合、つまり準々決勝となる南アフリカ戦は20日だが、NHKが地上波で生中継することになったのだ。

 「もともとはBSで生中継予定でしたが、地上波に切り替えられました。もちろん日曜夜なので『いだてん』は放送延期。どちらが数字を取るかという判断が働いたということです。『いだてん』はクランクアップしているので、今後の放送日程をどう詰めていくのか。うまく話数を切り詰めるのか、日程をずらしていくのか。気になるところです」と先のテレビ誌編集者。