秋の味覚「キノコ」が天候不良で大凶作 業者も悲鳴

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 秋の味覚として人気のキノコが今、天候不良の影響でほとんど採れない事態に陥っています。現地でキノコ採りに同行すると、厳しい現状が見えてきました。

 秋の味覚の代表ともいえるキノコ。ところが今、そのキノコに異変が起きていました。一体、何が起きているのか、キノコ採りに同行しました。山の中を奥へ奥へと進む一行。ところが…。

 キノコ採り名人・大森功さん:「こういうところに白いキノコが出たり本当はするのね。だけど、今年はこういう状態で何にも出ていません」

 採れない状況に名人も思わず…。

 キノコ採り名人・大森功さん:「ん〜何にも出ちゃいない。弱ったもんだ。かれこれ50年キノコ採りやっているけど、こんな生えない年は初めて」

 普段は10分もすれば見つかるものが、きょうは出発から約1時間後にようやく…。

 キノコ採り名人・大森功さん:「サクラシメジ1本だけ出ていました」

 結局、1時間で見つかったのはサクラシメジ2本でした。採れない原因の一つは雨不足。キノコは約9割が水でできていますが、山梨県韮崎市の先月の降水量は平年の約3分の1にとどまっています。そして、もう一つの原因が高温。一定の温度を下回らないと発生しないといいます。ところが、9月の平均気温を見ても高いことが分かります。

 12種類のキノコを使った天ぷらにバター炒めなど、キノコが自慢の店「居酒屋 徳」です。店の準備前に訪ねると、箱詰めされた多くのキノコがズラリと思いきや、少ないということです。不作の状況が続くなどすれば、生ではなく冷凍のキノコを使用せざるを得ないといいます。食欲の秋、キノコの豊作が待たれます。