社員の健康な心身を成長に結びつける「ワークエンゲイジメント」って何?
現在、日立システムズは「SMILE Work∞Life Action(以下、SMILE∞)」という企業活力向上施策を展開している。「働き方改革」「健康経営」「ダイバーシティ」の三つの考え方を取り入れ、いきいきと働ける環境整備や健康に対する主体的な行動支援、多様性を受け入れ問題解決力や創造性を高めるための取り組みを進めている。SMILE∞は、2017年度から始め、本年で3年目を迎える。意識浸透に向けて、同社オリジナルのキャラクター「スマイルカ」が牽引役となり活動を盛り上げる。
SMILE∞では多数の取り組みを同時並行で実施して効果を上げている。例えば、意識改革の一環として18年7月に実施した全社員とその家族に向けた手紙の送付だ。
SMILE∞の趣旨や取り組み内容を紹介するだけでなく、社員の家族も利用できるがん検診のための補助金や育児・介護・余暇活動などに役立つ補助制度を伝える。
また、同社では年次有給休暇(以下、年休)の取得目標である年間20日の取得を社員に促しており、「家族からの呼びかけで年休取得が促進されるきっかけ作りにもなれば」(人事総務本部ダイバーシティ推進センタの金森さつきセンタ長)との狙いもあった。
意識改革だけでなく業務プロセス改革にも取り組んでいる。コーポレート部門が事業部向けに依頼する調査や提出資料を削減・簡素化したほか、紙媒体の申請を電子化したり、社内共通システムを改善したりした。
また、RPA(ソフトウエアロボットによる業務自動化)を導入することで定型業務の効率化を進めている。営業バックオフィスではこれまで手作業で入力していた受注登録業務を自動化することで、作業時間の大幅短縮に加え、入力ミス減少による生産性・品質向上につながった。
そのほか、勤労業務における長時間残業防止のためのフォローメール自動作成・送信や、調達業務における「発注未承認」「未検収」アラートメール送信など、対象の業務範囲を広げ、5業務50件、月間3、680時間の労働力を効率化した。
