夏の甲子園2019・7日目の結果

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◆ 宇部鴻城は7年ぶりの3回戦進出

 6日(火)に開幕した「第101回全国高等学校野球選手権大会」は大会7日目。12日も2回戦の4試合が行われ、宇部鴻城(山口)・海星(長崎)・八戸学院光星(青森)・高岡商(富山)の4チームが初戦を突破した。

 第1試合は宇部鴻城が快勝で7年ぶりの3回戦進出。打線が計15安打で7得点。序盤・中盤、そして最終回と効果的に得点を重ね、投げては背番号8で打順は1番の岡田佑斗が9回147球、13安打を浴びながらも12奪三振で3失点の完投。バットでも本塁打を含む3安打・2打点の活躍でチームを勝利に導いた。宇和島東は13本の安打を放ちながらホームが遠く、21年ぶりの甲子園勝利はならず。

 第2試合は海星が接戦を制して夏17年ぶりの勝利。エースの柴田蓮人が9回・93球の省エネ投球で13年連続出場の聖光学院打線を翻弄。被安打7、荒牧樹に2本の本塁打を許しながらも、そのソロ2本の2点のみで抑えた。

 第3試合は開幕戦に勝利した八戸学院光星が、49代表最後の登場となった智弁学園との激闘を制す。6回表終了時点で7−1とリードも、6回裏に智弁学園の猛攻を受けてまさかの7失点。7−8と試合をひっくり返されたが、8回に下山昂大が同点打を放って追いつくと、9回は二死満塁から途中出場の沢波大和が決勝の2点適時打を放った。

 そして、第4試合は1回戦を勝ったもの同士の対戦。高岡商が神村学園との接戦を制した。両先発の好投で静かに始まったゲームは、4回に高岡商が藤井康平の適時打で1点を先制。さらに荒井大地にも適時打が飛び出して2点もぎ取ることに成功すると、その後も7回に1点、8回も1点と終盤に加点して突き放した。投げては先発の荒井が右のサイドハンドから繰り出す緩急自在の投球で9回完投。最終回は神村学園の驚異の粘りにピンチを招いたが、1点のリードを死守した。

◆ 第101回全国高等学校野球選手権大会・7日目結果

【第1試合】

▼ 宇和島東(愛媛) 3 − 7 宇部鴻城(山口)

宇部|020 301 001|7

宇和|000 110 001|3

<継投>

宇部:岡田(9回)

宇和:舩田(6回)、和田(3回)

<本塁打>

宇部:岡田(4回・2ラン)

宇和:兵頭(5回・ソロ)

【第2試合】

▼ 海星(長崎) 3 − 2 聖光学院(福島)

海|000 101 001|3

聖|000 000 101|2

<継投>

海:柴田(9回)

聖:須藤(9回)

<本塁打>

海:大串(6回・ソロ)

聖:荒牧(7回・ソロ)、荒牧(9回・ソロ)

【第3試合】

▼ 智弁学園(奈良) 8 − 10 八戸学院光星(青森)

八|103 003 012|10

智|000 017 000|8

<継投>

八:横山(5.1回)、山田(3.2回)

智:小畠(2.0回)、山本(3.1回)、西村(3.2回)

<本塁打>

八:近藤(1回・ソロ)、武岡(3回・ソロ)

智:なし

【第4試合】

▼ 神村学園(鹿児島) 3 − 4 高岡商(富山)

神|000 000 102|3

高|000 200 11X|4

<継投>

神:田中瞬(7回)、中川(1回)

高:荒井(9回)

<本塁打>

なし