上海へ渡った堀未央奈

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『ホットギミック ガールミーツボーイ』で映画初主演を務めた乃木坂46の堀未央奈が、第22回上海国際映画祭でアジア新人部門・優秀女優賞を受賞し、本作にてメガホンをとった山戸結希監督とともに上海へ渡った。
優秀賞受賞式が行われる上海大宁福朋喜来登酒店(フォーポインツ バイ シェラトン上海 大寧/Four Points by Sheraton Shanghai, Daning)へ到着すると、優秀賞受賞式会場へ入る直前で本作のポスターを見つけ「(優秀賞をこれから受賞するんだという)実感が湧いてきました。すごく緊張していますが、日本を代表してというか、日本を背負いながら『ホットギミック ガールミーツボーイ』の良さを広めていけるように、背筋を伸ばして頑張りたいと思います」と緊張を覗かせながら初々しく笑顔をみせた。山戸監督から背中を押され、1人他受賞者とともに授賞式へと向かい、壇上に上がり、トロフィーと記念品が手渡されると、大感激しながら「今までの青春恋愛映画とは違った作品となっています。是非、世界中の方々にも楽しんで頂きたいです!」と感謝の言葉と共にコメント。アジアの次世代を担う女優の誕生に暖かな拍手が贈られた。

本作の公式上映も実施され、超満員の会場に堀と山戸監督が登場すると、万雷の拍手と大歓声が巻き起こり、熱気に満ち溢れた観客たちの盛り上がりように2人とも安堵した様子で大感激。
堀は「新しい恋愛映画の形を観て頂けたらと思って、今日は上海に来ました。宜しくお願いします。去年はアイドルとして上海へ、今日は女優として来ました。昨年ツアーで来た時は皆さんがとても暖かく、メンバーみんなで喜んでいたのですが、今回はまた違った緊張感があって。乃木坂の私としても、堀未央奈としても、上海にこれからも来たいなと思いました」と挨拶。
来場者からクライマックスシーンについて聞かれると、「撮影も終盤だったので、あまり時間もなく、数時間の中でワンカットで撮影しました。堀さんはその時の記憶がないと言ってました」と山戸監督。堀は「集中しすぎて記憶がないんです。没頭していたというか。映画でその没頭ぶりを楽しんで欲しいです」と振り返った。
最後は掘自身が考える本作の物語を尋ねられると、「私が演じた初は、ごく普通の17歳の女の子。恋愛だけでなく、家族や妹や、いろんな成長をしています。小さな女の子の成長を見て、自分も大切な大切な1人の人間なんだと思っていただけるようなストーリーじゃないかと思っています」と力を込め、短き時間に惜しむ声も飛び交う中、舞台挨拶は幕を下ろした。降壇後もしばらく来場者たちの拍手が続いていた。

堀はきょう6月21日(金)夕刻から行われる最優秀賞授賞式に参加予定。「今回、この作品で初めて主演をさせて頂いたのですが、本当にすごく自信があたくさんの人に見て欲しい作品になったので、また授賞式でもっともっと『ホットギミック』を広めて、いろんな人に『見たいな』と思ってもらえるように頑張ります」と意気込む。
第22回上海国際映画祭 アジア新人部門最優秀女優賞は『ホットギミック ガールミーツボーイ』を含む計3作品の中から4人がノミネート。掘が受賞となった場合、日本人初の快挙となる。


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