アマゾンと連携…デンソー「MaaS」で米国に挑む
センサーなどを搭載した試験車を用意し、技術開発やサービスの実証を進めるほか、現地企業と組んで商用化に向けた検証も実施する。デンソーは車両から集まるビッグデータ(大量データ)解析や次世代の車載通信機器、ソフトウエアなどに強みを持つ。
自動車の新潮流「CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)」は部品メーカーにも押し寄せ、各社は製造・販売のビジネスモデルからの転換を迫られている。デンソーはトヨタ自動車やソフトバンクグループと、米ウーバー・テクノロジーズの自動運転開発部門への共同出資を決めるなど、動きを加速している。
デンソーは25年度までの事業構想で、売上高に当たる売上収益7兆円を掲げている。達成には約2兆円の積み上げが必要で、CASEなど次世代事業をテコに計画達成を目指す。
【用語】MaaS=モビリティー・アズ・ア・サービス(サービスとしての移動)の略。交通網をICTによりクラウド化し、あらゆる交通手段(車、バス、電車、タクシー、飛行機など)による移動をサービス化する概念。スマートフォンのアプリケーションを通じて、最適な交通手段や移動ルートなどを検索・選択でき、運賃の決済もスマホで行うことなどが想定される。移動の最適化に加え、都市の渋滞・環境対策や地方の移動難民の解消も期待される。
