22日放送、テレビ朝日「報道ステーション」に、野球解説者の前田智徳氏が出演。阪神タイガースの新人・近本光司を称賛した。

同日の東京ヤクルトスワローズ戦で、近本は守備でチームを救った。1-1の同点で迎えた5回表、二死二塁のピンチで、見事なバックホームから失点を防いだ。

危機を脱した阪神は、7回ウラに糸井嘉男のタイムリーで勝ち越し、連勝を飾っている。

前田氏は近本の守備を称賛したうえで、「注目は足」と述べた。この日の近本は、1回に内野安打で出塁すると盗塁成功。5回にも三盗を決めている。

盗塁数はリーグトップの13。新人で盗塁王となれば、39盗塁を記録した2001年の赤星憲広以来、18年ぶりの快挙だ。前田氏は「十分にチャンスはある」と、近本のさらなる盗塁に太鼓判を押す。

さらに、前田氏は「軸足にしっかり体重を乗せて、レフト(逆方向)へ力強い打球を打てる」と、近本の打撃にも称賛。「ルーキーではなかなかできません」と、走攻守の三拍子がそろった近本が新人離れしていると賛辞を寄せた。