紙幣作りで活躍した断裁機メーカー、101歳の創業者が語るモノづくりへの思い
同社は1938年に開業。第二次大戦後は手回し製麺機を振り出しに、手動式平圧印刷機の製造を経て、現在は断裁機メーカー。「戦後は食料の確保が先決だった。国土復興とともに、文化の一翼を担う印刷・製本関連へと転換した」(永井会長)。
永井会長は川口機械工業協同組合理事長などを歴任し、市内モノづくり関連のトップでも最高齢。実家の鋳造工場で職長だった父の背中を見て育ち「子どもの頃から自分の工場(こうば)や製品を持ちたかった。思い続ければ夢はかなう」とほほ笑む。今でも現場を訪れては職人に話しかける。「顧客に喜ばれ、勝ち残るためには、常に新しい素材の研究や工法改良を続けることが大切」と話している。
