海洋プラ対策の欧米主導に“待った”、国内化学3社が動く
まだ基金などの詳細設計は終わっていないが、総額1500億円規模を目指す。参加企業から資金を募って基金をつくり、プラスチック廃棄物の回収・再利用に関する研究開発や社会啓発、各国の法整備などを支援する。加えて、各社が行う技術開発や他のアライアンス参加などの個別活動も金額換算し、合計で1500億円規模にする計画だ。
参加企業は売り上げ規模などに応じて、それぞれ40億―50億円を拠出する方向。アジア地域からはタイのサイアム・セメント・グループ(SCG)やサウジアラビアのサウジ基礎産業公社(SABIC)なども参加するもよう。化学メーカーだけでなく、プラスチック加工業者や回収・リサイクル業者なども対象だ。
ただ、プラスチック廃棄物の一大発生源である中国の化学メーカーなどは設立当初に参加しないとみられる。海洋汚染を防ぐ上で中国の協力は不可欠であり、アライアンスの実効性を弱めかねない。今後もプラスチック廃棄物問題の解決へ曲折がありそうだ。
