20%還元の神アプリ「PayPay」、「家電購入に」と専門家が提言
「25万円使うと5万円分のポイントが戻ってくる。かつてないキャンペーンといえます」
そう語るのはIT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さん。12月4日から始まった「100億円あげちゃうキャンペーン」。ソフトバンクとヤフーが共同出資した「PayPay」による企画だ。
PayPayとは、QRコードを使った決済サービス。アプリをダウンロードし、クレジットカードか銀行口座を登録すれば、スマホ1つで支払いができるようになる。どれくらいお得なのか、PayPayの広報担当に話を聞いた。
「PayPayでお支払いいただくと、お会計額の20%を『PayPayボーナス』というポイントで還元するキャンペーンを実施しています。また、40回に1回の確率でお支払額と同額分の『PayPayボーナス』をプレゼントいたします。ソフトバンクかワイモバイルのスマホをご利用の方には、10回に1回の確率でお支払い額の全額が還元されます(※還元額の上限は10万円)」
PayPayの普及促進のために実施されるというこのキャンペーン。冬のボーナスの支給時期だけに気になるところだ。PayPayが使えるお店は順次拡大中。ファミリーマートやミニストップなどのコンビニ、ドラッグストアの新生堂、和民などの居酒屋、旅行代理店のH.I.S.(実店舗のみ)でも利用できる。
さらには大手家電量販店も続々と加盟。ヤマダ電機、エディオン、ジョーシン、ビックカメラ、コジマなどが、すでにPayPayに対応済みだ。安蔵さんも、家電量販店でPayPayを利用するのがオススメだと話す。
「この機会に、ふだんは手が出せない高級家電を購入してはいかがでしょうか。ただし注意点は、ポイント還元の対象になる買い物は、1カ月に合計25万円までだということ。最新モデルだと、ドラム式洗濯機は30〜40万円、冷蔵庫も500リットル以上の大型だと30万円くらいなので、上限からオーバーしてしまいます。そこで狙うべきなのが“型落ち品”です。1年以上前に発売された型落ち品なら30〜40%値下がりしています。25万円の上限にも収まるので、ポイントを最大限ゲットできるのです」
もちろんPayPayで買い物した場合でも、ヤマダポイントやビックポイントなど、各家電量販店のポイントも同時に獲得できる。
「ちなみに『100億円あげちゃうキャンペーン』という名前の通り、還元総額が100億円に達した時点でキャンペーンは終了だそうです。PayPayで買い物をする人が殺到すると、12月中にキャンペーンが終了してしまうかもしれません」(安蔵さん)
PayPay広報によると、キャンペーンの終了はPayPayのアプリを通じて告知するという。いくら超お得といっても、今すぐ買いたいものはないという人も多いはず。
「そんな人にオススメなのが、エアコンの買い替えです。10年以上前の機種は電気代も高いです。最近のエアコンは省エネ性能がどんどん向上しているので、買い換えればエアコンの電気代を30%程度削減できます。電気代カットとポイント還元で一石二鳥と言えます」(安蔵さん)
獲得したポイントはPayPay加盟店で利用できる。コンビニでの買い物に利用してもいいし、和民で忘年会を開いたり、H.I.S.で海外旅行を申し込んだりしてもいいだろう。
25万円の買い物をすれば、5万円もお得になるPayPayのキャンペーン。冬ボーナスの夢がさらに広がりそうだ。