髪を切りに行く際は「襟の詰まってない服」がおすすめ

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「夜だから... 『美容師からの切実なお願い』 お客様各位 パーカーを着てこないでください(×7)」

これはあるユーザーによるツイートだ。2018年11月10日夜に投稿し、12日16時半の時点で1万6000件超のリツイートを獲得している。投稿には同業者と思われるユーザーからは賛同の声が寄せられている。なぜこのような「お願い」をしたのか、J-CASTニュースは12日、投稿主の「かみ2.0@美容家かつ音楽家」(@souzou_god)さんを、ダイレクトメッセージを通じて取材した。

「襟足」と「シャンプー」の天敵

かみ2.0さん(32)は美容師歴6年目、現在はカットモデルレッスン中の美容師アシスタントだ。かみ2.0さんはパーカーを着てほしくない理由を2点、12日に投稿している。

「襟足のカットがやりにくいです いいデザインを求めるならば襟足は大事な部分なので、なるべく切りやすい格好がありがたいです」
「シャンプーの際に襟足の部分とても流しにくくなります 過去にお客様のフードを濡らしてしまいましたので」

かみ2.0さんはほかのユーザーへのリプライ(返信)で、自身がフードを濡らしたのは「過去に1度」としている。記者が「ほかの美容師にもあることですか」と聞くと、

「シャンプー台の種類によっても、やり易さが違うのでお店にもよると思います。あとは美容師始めたての1年目の子とかはよく濡らしてました(笑)その後ドライヤーで襟を乾かしたり(笑)」

と、回答した。

かみ2.0さんの投稿には同業者と思われるユーザーから「理容師からも切実なお願いですw」「パーカーは天敵」といった、賛同の声があがっている。また、他のユーザーからは、「これからは、気をつけます笑」「知らなかったー!」といった声が寄せられている。

おすすめは「襟の詰まってない服」

かみ2.0さんに、パーカー以外にも避けた方が良い服装を聞いてみた。

「タートルネックもあまりやりやすいとは言えないですね。パーカーよりかはマシですが。後は大っきいピアスは邪魔になるので外して貰います」

タートルネックやフードは内側に折り込んで対応しているようだが、濡れる可能性がないとは言い切れないようだ。

この時期おすすめの服装は、「あんまり襟の詰まってないニット素材のもの」だという。「美容室自体は暖かくしてるし、クロスをすると暖かいのでロンTでもいいと思います」とのことだ。

服装はもちろん強制ではなく「お願い」であるが、余裕があれば「襟の詰まってない服」を着用したい。