EUがディズニーによるFOXエンタメ部門買収を承認。『X-MEN』『アバター』などがディズニーへ

欧州委員会(EU)が、ディズニーにより21世紀フォックスのエンターテインメント部門買収を条件付きで認めました。EUが提示した条件は欧州経済件における "事実上のチャンネル" 、つまりテレビ業の一部を買収項目から外すこと。これに対し、ディズニーは歴史専門の「History」および「H2」、 犯罪捜査番組専門チャンネル「Crime & Investigation」、女性向けコンテンツの「Lifetime」などを除外する案を提示しました。

委員会は、この買収が欧州のいくらかの国でライバル同士の競争を終結するだろうとコメントし、ディズニーが上記のチャンネルを取り除くことに同意したことを示しています。なお、ディズニーは米国でも司法省から買収承認を得るために22のローカルスポーツネットワークを手放しています。

EUの承認によって、ディズニーは主軸のミッキーマウス関連に「スター・ウォーズ」、「アバター」、「シンプソンズ」など人気キャラを加え、ディズニー制作のマーベル・スーパーヒーローたちにフォックス制作のX-MENらが合流した、巨大人気キャラクターカタログを手にすることになります。

また「ナショナルジオグラフィック」を含む多数の国際的ケーブル・グループ、定額ビデオストリーミングのHuluもディズニーの傘下となります。
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